2008年07月06日

日本発の巨大地震

四川大地震の被害状況を見ると、地震に対して無防備であることは、より被害を拡大することが理解できると思います。中国の被災地周辺の新興宗教が「もう災難は十分だ。地震を追い払え。日本へ向けて」とお祈りしているという噂が流れています。中国人も信用していませんが。しかし、昨日も茨城県日立市で震度5弱が観測されています。
今日は、2030年前後のX dayがささやかれている東海地震・東南海地震・南海地震外国(中国・韓国)に与える影響について考えてみます。なお、この文章は、四川大地震が起きる前の今年1月、あるところで発表したものをベースに、地震の重要性から再構成しております。

<プレート型地震の影響>
プレート型の巨大地震は地震の規模が非常に大きい(震源域が広い)、震源域から遠く離れた地域で長周期地震動が強くなる特徴があります。この現象は今回の四川大地震でも北京、上海でも確認されています。このことから、海洋型プレート型地震は津波をはじめ、多くの国に被害を及ぼすことになるのはスマトラ沖地震を見ても明らかです。東海地震・東南海地震・南海地震はプレート型の地震ですから、中国や韓国に影響を与える可能性は高いと考えられます。

<日本発の地震>
都市直下型の福岡西方沖地震では韓国や中国に影響を与えていたそうです。韓国の釜山では震度4で高層マンションが揺れ、「おとうさん 私たち死ぬの?」と父親の足元にすがり泣き叫んだそうです。一般市民への地震発生の情報は日本のNHKが最も早く、情報の伝達システムにも課題を見出したようです。
福岡西方沖地震は中国の上海にも影響し、超高層マンションの上層階では食器がカタカタと音を立てたり、電灯がゆれたりして慣れない地震に恐怖を味わったと伝えています。

<巨大地震による津波>
東大地震研究所の先生の報告によると、昔の南海地震による津波は中国・上海でも記録されており、現在の上海市内から車で約1時間離れた当時嘉定県(現在の上海サーキット場あたり)では「川の水があふれ、ことごとく震え、長いこと収まらなかった」と伝えています。津波は蛍光灯の光と同じとされていることから、断層の向きによっては中国大陸にも大きな被害を与えると考えられています。

<施工の問題>
高度経済成長が続く中国では、はここ十年間に超高層の建築物は急増しています。昨年、高層の分譲住宅が、鉄筋の代わりに竹が埋められて、竹筋コンクリート造が発見されたとの報告もあり、「おから工事」とマスコミが伝えるように、鉄筋量の不足によって耐震性が脆弱な建築物は多数見られるようです。
また、日本では職人さんと呼ばれる熟練した技能工がいるのですが、中国では、農民工と呼ばれる出稼ぎ農民が作業にあたるので、施工面の信頼度は低いと考えられています。

<地震予測>
日本では地震予測は不可能と考えているのですが、中国では地震予測は可能としており、その実体は動物の観察と井戸の水面高さと水質が中心になっています。なお、日本の地震予測は前兆現象を電磁気としたり、地震雲の観察をしたりする研究が中心です。

日本近くのプレート型の大地震で、液状化や長周期地震動で、数分間、上海のマンション等のビル群で死ぬほどの恐怖の味わい、崩壊の事態にならないように願っています。また、地震発生後、ネットはつながらないし、中国現地の情報も入らないことになるので、今から危機管理をしっかり準備する必要があると思います。
中国をはじめアジア各国が日本に求めている技術は環境と省エネルギーですが、地震対策の技術も必要なようです。
  

Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:31Comments(0)TrackBack(0)海外&中国