2008年05月28日

帰宅困難者支援マップ

今週は「滋賀県で地震が起こったらどうなるか?」という特集です。
2年ほど前、琵琶湖西岸断層帯地震と東南海・南海地震について、草津市をモデルに、その影響を調べたことがあります。平成12年のデータですが、草津市へ京都や大阪から通勤・通学、草津市から京都や大阪へ通勤・通学している人は2万人以上おります。これらの人は自家用車による移動は少なく、圧倒的にJRびわこ線を利用しています。また、現在、この帰宅困難者数はさらに増加していると思われます。
したがって、地震時には、JRびわこ線が止まり、これらの人々が帰宅困難者になります。また、自家用車による通勤・通学も道路渋滞に巻き込まれることになります。

<琵琶湖西岸断層帯地震による被害>
草津市の湖岸沿い(JRびわこ線から湖岸にかけて)は震度6強だけではなく、場所によっては液状化も発生します。JRびわこ線よりも山側は震度6弱と予測されています。なお、草津市の死者数の予測は189人となっています。

<東南海地震・南海地震による被害>
東海地震、東南海地震、南海地震と同じような名前の地震があります。このなかで、草津市に最も被害を与えると想定されている地震のひとつが東南海地震・南海地震が同時に発生したものです。この地震の影響範囲はきわめて広範囲ですから、全面復旧には相当の時間が必要になります。

<大阪上町断層帯地震>
先日、この地震の影響の程度が発表され、関西6府県の直接被害金額が61兆円(最悪で74兆円)と推計されています。上町断層帯地震が、滋賀県に与える影響を見ると避難生活者5,000人、通勤・通学による帰宅困難者は10万人に上ると報告されています。滋賀県が震源地でなくても、確実に帰宅困難者は発生します。
毎日新聞5月15日⇒http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080515-00000163-mailo-l25

<震災時 歩いて帰る帰宅支援マップ>
2年前から帰宅支援マップ(昭文社630円)の京阪神版が発売されています。この本にはコンビニ、トイレ、ベンチ、歩道の有無、歩くときのランドマークが示されていますし、本のサイズも手ごろですから、電車の中で暇つぶしに眺めています。
しかし、この帰宅支援マップでは、京都の鳥羽大橋、地下鉄・近鉄竹田駅までしか示されていません。当然、帰宅困難者の絶対数はこのあたりまでが多いのでしょう。

滋賀県の人が大阪から自宅まで帰ることを想定し「ここまで来れば、あとは何とか」感じは京都市内に入ってからでしょう。しかし、ほんとうの帰宅の苦しみはこれからです。滋賀県へ帰るとすると、逢坂山を越えなければなりません。本当の意味でコンビニやトイレの情報が欲しいのはこれからです。
一方、京都や大阪から滋賀県へ通勤・通学されているかたは、職場や学校の周辺事情はご存知でしょう。しかし、徒歩で自宅に戻るわけですから、毎日JRによる移動ですから、沿線の状況は、ほとんど理解していないと思います。
滋賀県版 帰宅支援マップの作成についての提案は明日アップいたします。

Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:31 │Comments( 0 )TrackBack( 0 ) 滋賀

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