2008年07月03日
洞爺湖サミット
来週から洞爺湖サミットが開催されます。今回のテーマは世界経済(原油価格の高騰、食糧価格の高騰)、アフリカ開発などですが、私にとって最も大きなテーマはポスト京都議定書(2013年以降の削減)の取扱です。
昨年のサミットで日本は長期目標として「二酸化炭素(CO2)など、世界全体の温室効果ガス排出量を、2050年までに半分に減らす」と提案していますから、今回は短期・中期の削減目標を示す必要があります。
<日独英によるISO化>
商品をつくる過程で排出した温暖化ガスの総量を表示する手法について、日本英国やドイツなどと共同で、国際標準化機構(ISO)に国際規格をつくるよう提案しました。ISOは9月に国際規格の策定を正式に採択し、年内にも原案をまとめる見通しとなっています。
また、日本の環境省でも、商品の製造や利用に伴って生じる二酸化炭素排出量の表示を、航空機や新幹線での移動、宅配便の利用などサービス分野にも拡大意向を示しています。
実際、市町村の地球温暖化防止計画を立案したとき、マクロ的な温暖化ガスの総量の把握にとどまりました。国際規格のほうが同じ「ものさし」で比較できるので合理的です。
<セクター別アプローチ>
省エネが進む日本の産業界に有利な手法といわれ、産業(電力、鉄鋼、輸送等)・家庭など部門別に排出量を積み上げて、温室効果ガスの排出削減を進める手法と考えられています。今年1月のダボス会議で福田首相が提案しています。発展途上国などから、排出削減の目標数値を課せられ、経済発展が阻害される可能性があるとして、反発も出ています。しかし、世界最大の二酸化炭素排出国の中国も賛成に回るようですから、洞爺湖では先送りされても実現性は高いのではないかと思います。
<ガラパゴス化>
仕事の進め方は国際基準のISO(品質、環境、労働安全、試験所、情報セキュリティ等)でどんどん拡大していきます。しかし、市場メカニズムの中では「日本独自の商習慣」によって、日本は世界標準から取り残されガラパゴス化しそうですね。
日本の環境技術は世界のトップクラスとして評価されることは嬉しいことです。しかし、仕事の仕方や儲ける仕組みの中では下の評価になってしまします。
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