2008年04月04日

滋賀県の地震対策


<滋賀県の地震>
滋賀県に大きな影響を及ぼすと考えられている地震は、琵琶湖西岸断層帯地震(マグニチュード7.8)と東南海・南海地震(マグニチュード8.5)です。発生確率は琵琶湖西岸断層帯地震では、阪神淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震よりも高いとされていますが、予測範囲のばらつきが大きいことから、現在のところ再調査中です。東南海・南海地震は30年以内の発生確率は40~50%が常識です。
その他に柳ヶ瀬・関が原断層帯、鈴鹿西縁断層帯等があり、京都との境には有名な花折断層があります。

滋賀県内の市町の水道では、東海地震による大きな被害が予想される三重県と違い、あまり水道の地震被害の予測は行われていません。しかし、震度5強以上の地震であれば、水道への影響は避けられません。

<マンション・ビルの地震時対策>
一般の戸建住宅はなかなか難しいのですが、マンションやビルの場合、地震による飲料水の停止を緩和できる装置があります。それは受水槽や高置水槽と呼ばれている水道水を蓄える水槽です。法律的では10m3を境に、簡易専用水道と小規模貯水槽水道に区分されます。
これらの貯水槽水道の利点として挙げられる代表的な評価はストック(貯留)機能です。地震後の半日〜数日間、受水槽・高置水槽の保留水で、マンション内を給水した事例もあります。同時に、バケツとロープが汚れていたため、飲用することができなかった事例もあります。また、地震と同時にパイプから漏水して、何も役に立たなかった事例もあります。

ここから学ぶことはいくつかありますので、受水槽の内部防食工事などの機会に自分のマンションやビルを見直してください。

① 水抜き管を利用してポリタンクへ給水する場合、ポリタンクが入る空間が必要です。設計は配管口径の2倍以上で行われますが、設計基準どおりでは、飲料水を受けるための容器が入りません。

② 漏水原因の多くは配管接合部です。せっかく蓄えた水を流出させてしまっては貯留施設の意味がありません。本体構造とパイプでは揺れが異なりますから、フレキシブル管や可とう管を使用して耐震性を高めておくことが必要です。
Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:37 │Comments( 0 )TrackBack( 0 ) 水道

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