五輪と5独
5月に入りました。今年は北京五輪の年です。また、昨日、中国のエライサンが日本に来ました。今日は、これに係る話。
<五輪のマーク>
「五輪のマーク」の色は青、黄、黒、緑、赤で構成されています。この色の持つ意味は、世界の5大陸の色だけと思っていましたが、自然現象(火・水・木の緑・土の黒・砂の黄色)、スポーツの5大原則(情熱・水分・体力・技術・栄養)の意味もあるらしいですね。
<五独>
「五独」とは台湾、チベット、ウイグル、カザフ、内蒙古を示し、この地域の総面積は中国国土の6割以上になります。また、これらの地域は天然資源が豊富といわれており、もし、一つでも独立を許せば、旧ソ連のように国家が崩壊すると考えられています。このため、中国は「独立は絶対に許さない」と考えているみたい。
日本では、台湾の選挙やチベット独立問題をマスコミはよく取り上げますが、新疆ウイグル自治区のイスラム教徒の問題のほうが、中国にとって大きな国内問題です。オリンピック前・中に何かあるとすれば、この問題でしょう。
<ウイグルのおじさん>
上海街中で羊の串焼きを売っているウイグル族のおじさんたちは陽気です。羊の串焼きは塩と香辛料だけのシンプルな味付けですが、北海道のジンギスカンよりも手軽で安く(約30cmの串焼きで30円)、おいしくビールのつまみに最高。マレー系のサティよりも明らかに上位。しかし、食べた後、串を路上に捨てる(写真)ので、衛生的でないことからオリンピックを前に次々と閉店させられているようです。私が食べた店も無くなったと連絡がありました。中国のお土産に、この塩+香辛料を頼もう。
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