『モズが枯れ木で』

西日本技術の環境調査員

2012年01月29日 07:28



モズという鳥は和服に似合いそうなその渋い羽色と鋭いくちばし、鋭い眼光からして鷹や鷲に代表される猛禽類の超小型という感じがします。




モズは里山近くに住んでいるのか、小学校に入学前にみかんの木の枝にトカゲやカエルの死骸がミイラ化した状態でぶら下がっているのを見つけ、それは「『モズのはやにえ』と言うんだよ」と父親から教わりました。

これは、食べ残した獲物を木の枝に刺して立ち去るモズの習性だそうですが、物知りの父親の影響で生物に興味を持ったのもこのころでした。
モズは肉食系です。
そしてイケメンの鳥です。

あまり知られていませんがこのモズが畑作業にすごく貢献をしているのです。
この時期春に向けた準備のために畑を耕すと、決まってモズが何処からと無く飛んできては枯れ木に止まってジッと畑作業を見つめています。




そして耕したばかりの畑から出てきた昆虫の幼虫やミミズを食べあさります。
特にコガネムシの幼虫やヨトウムシといった害虫を駆除してくれるので農薬を使わず大助かりです。
モズに会うため、そして害虫に遭わない良い野菜を作るためにも畑を耕すこと自体が楽しくなります。
私が畑に行くと決まってモズも登場します。モズとはすっかり友達関係です。
そろそろこのモズに名前を付けてあげたいと思います。




モズと言えば、かってトワ・エ・モアが歌っていた『モズが枯れ木で』という歌を思い出しますがネットで調べてみたら作詞は、かの有名なサトウハチローということを知りました。驚きです。

                                       日曜レギュラーおじさん

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