2008年08月11日
滋賀県は農業県?
<滋賀県の農家1戸の生産農業所得はブービー>
私の会社は水田や畑に囲まれていますが、答えは「No」。
少し古い資料になりますが調べてみました。2005年度の滋賀県の生産農業所得は42位、1戸当たりの生産農業所得は46位(最下位の47位は島根県)となっており、農業県とは言えません。
しかし、農林水産省の平成15年(これが最新版)滋賀県の水田率は、「あきたこまち」の秋田県、「こしひかり」の新潟県を押さえ全国2位(1位は富山県)。
滋賀県の大部分の農家は、5月の連休や土日だけ農作業をしているのが実情なのでしょう。
<滋賀県は工業立県>
内閣府が発表している県民経済計算のうち「一人当たり県民所得」は、滋賀県は東京都、愛知県、静岡県についで第4位。なお、5位は神奈川県。滋賀県は関西で最も高いことになります。下位5県を見ると沖縄県、青森県、長崎県、高知県、鹿児島県と沖縄・九州・東北が並びます。
県民経済計算は勤労報酬や財産所得だけでなく企業所得も含んでいます。エクセルで作られた年度ごとに並べている表を見ていると、製造業が立地する都市圏と、農山漁村を抱えた地方圏の格差は拡大しており、下位県は固定化する傾向です。
<工業立県ですが>
滋賀県の県民経済計算を押し上げているのは第2次産業。県内総生産に占める「第2次産業の構成比」は46.0%で全国1位。「第2次産業の就業者の比率」も35.5㌫でトップ。電機、機械、プラスチック、金属、食品など多様な業種の工場が立地しています。製鉄所や自動車の工場があって、それを取り囲むように小さな工場が多数存在する企業城下町のイメージではありません。
少し残念なのは「一人当たり雇用者報酬」。全国平均を10㌫以上も下回っています。
<統計資料>ここで本日のテーマ。統計資料
ここで用いた統計資料は最新版です。しかし、農林水産省が行っている農業センサスの最新版の調査年は平成17年。センサス関係は3~5年周期で実施されていることは知っています。県民経済計算の最新版のデータは平成15年。
現在は平成20年。遅くありませんか?
世の中の動きはもっと早いですよ!
私の会社は水田や畑に囲まれていますが、答えは「No」。
少し古い資料になりますが調べてみました。2005年度の滋賀県の生産農業所得は42位、1戸当たりの生産農業所得は46位(最下位の47位は島根県)となっており、農業県とは言えません。
しかし、農林水産省の平成15年(これが最新版)滋賀県の水田率は、「あきたこまち」の秋田県、「こしひかり」の新潟県を押さえ全国2位(1位は富山県)。
滋賀県の大部分の農家は、5月の連休や土日だけ農作業をしているのが実情なのでしょう。
<滋賀県は工業立県>
内閣府が発表している県民経済計算のうち「一人当たり県民所得」は、滋賀県は東京都、愛知県、静岡県についで第4位。なお、5位は神奈川県。滋賀県は関西で最も高いことになります。下位5県を見ると沖縄県、青森県、長崎県、高知県、鹿児島県と沖縄・九州・東北が並びます。
県民経済計算は勤労報酬や財産所得だけでなく企業所得も含んでいます。エクセルで作られた年度ごとに並べている表を見ていると、製造業が立地する都市圏と、農山漁村を抱えた地方圏の格差は拡大しており、下位県は固定化する傾向です。
<工業立県ですが>
滋賀県の県民経済計算を押し上げているのは第2次産業。県内総生産に占める「第2次産業の構成比」は46.0%で全国1位。「第2次産業の就業者の比率」も35.5㌫でトップ。電機、機械、プラスチック、金属、食品など多様な業種の工場が立地しています。製鉄所や自動車の工場があって、それを取り囲むように小さな工場が多数存在する企業城下町のイメージではありません。
少し残念なのは「一人当たり雇用者報酬」。全国平均を10㌫以上も下回っています。
<統計資料>ここで本日のテーマ。統計資料
ここで用いた統計資料は最新版です。しかし、農林水産省が行っている農業センサスの最新版の調査年は平成17年。センサス関係は3~5年周期で実施されていることは知っています。県民経済計算の最新版のデータは平成15年。
現在は平成20年。遅くありませんか?
世の中の動きはもっと早いですよ!
Posted by
西日本技術の環境調査員
at
07:28
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