2008年08月21日

水源地域の滋賀県への協力は何か?


内閣府は「水に関する世論調査」の結果を発表し、9日の新聞にも概要はでていましたね。お盆休みの日、全文を読んでみました。ここにはいろいろなヒントが隠されています。なお、この世論調査の調査項目は、次の4項目です。

(1) 水環境に関する意識
(2) 水の利用に関する意識
(3) 地球規模の水問題に対する意識
(4) 行政に力を入れて欲しいこと

ここで注目。年齢別回収結果を見ると、男性20歳代の36.4㌫(標本数184)に対して、男性70歳以上は20歳代の2倍以上の73.8㌫(標本数225)となっています。女性も70歳以上を除き、年齢階層が上がるごとに回収率が高まり、比較的年配の人たちの気持ちが数字となって現れている気がします。

<水に関わる豊かな暮らし>
「安心して水が飲める暮らし」を挙げたのは40歳代と50歳代。「いつでも水が豊富に使える暮らし」を挙げたのは60歳代。「おいしい水が飲める暮らし」を挙げたのは70歳以上。おいしい水にこだわるのは年寄りに集中。若い人は「水は買うもの」です。これからは「おいしい水」をキャッチコピーとして使いにくいですね。

<水源地域への援助・協力>
滋賀県は琵琶湖を抱え京阪神の水源地域になります。滋賀県のような水源地域の振興を図るため、何らかの援助や協力を行いたいと思うかと聞いたところ「行いたい」とする者の割合は69.7㌫と高率。協力内容は複数回答

(1) 美化活動(ごみ拾い、草刈等)(60.8㌫)
(2) 水源地域から産出される産品の購入(34.9㌫)
(3) 水源地域の人たちと一緒に行う地域活性化活動(24.5㌫)
(4) 水源地域で行われるイベントへの参加(23.0㌫)
(5) 森林整備ボランティア活動(間伐、枝打ち)(19.8㌫)

ここに滋賀県のPR方法についてヒントがあります。
現在、琵琶湖湖岸の清掃はNPOや地域の人たちが行政とともに行うことが多いようですが、このデータを見る限り、京阪神の人たちを含めて清掃活動は可能なようです。また、朽木や伊吹のように広く琵琶湖流域として地域産品をPRしていくこともできます。
遊び」と「環境」を組み合わせると確実にヒットします。さあ、考えてみましょう。

タグ :琵琶湖水源

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Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:28 │Comments( 0 ) 滋賀
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