2008年09月14日
滋賀県民はエラ呼吸ができる
昨晩、サンガの勝利とともに熟睡。ところでベンチ入りしていたサンガの宮吉 拓実(FW滋賀県出身でU-15)ってだれ?ジュビロは弱くなったな。
先日、滋賀県の人口は140万人を突破しました。高齢化率が過去最高の19.5%になったと伝えられていますが、栗東市、湖南市、草津市は全国平均を大幅に下回る率となっています。成長する滋賀県ですから、今後も人口の増加は続きます。しかし、必ず、人口増加は頭打ちになるもの。今日のテーマはこの時期を探ります。
国立社会保障・人口問題研究所が日本の都道府県別将来人口を予測しております。予測に用いた基礎的な統計資料は2000年に行われた国勢調査。推計手法はコーホート要因分析法。この推計手法は、私たちもよく使用する手法で、出生、死亡、社会移動をそれぞれ別個に推計し、その結果を合成して将来の人口を推計するものです。
推計にあたっての問題点は「移動率」は経済状況の影響を大きく受け、「合計特殊出生率」はなかなか的中しない、「生存率」は医学の進歩の影響を受ける特徴があります。これら問題点を踏まえて推計結果を見ましょう。
<推計結果> (国立社会保障・人口問題研究所 人口構造研究部の予測)
まず推計結果から。推計値は予測の中位
平成22年度(2010) 1,401(千人)
平成27年度(2015) 1,406(千人)
平成32年度(2020) 1,401(千人)
平成37年度(2025) 1,388(千人)
滋賀県の人口のピークは平成27年度(2015)の140.6万人と予測されています。思ったよりも増えませんね。この要因は市町別の人口推計を見ると、市部の人口(高島市を除く)が増加傾向にあるのに対し、町部の人口は減少していきます。この結果、滋賀県の人口は大幅に増加することはありません。滋賀県の人口減少が顕在化するのは平成32年度(2020)~平成37年度(2025)となっています。この時点の人口増加は東京都、沖縄県だけで、残りの府県はすべて減少しています。
<若年人口は減り続ける>
5歳ごとに区切られた人口を見ると、現在をピークに0~34歳までの人口は今後も減り続け、その傾向は予測最終年の平成47年度(2035)になっても止まりません。この傾向は滋賀県が特別なわけではなく全国的な傾向です。むしろ、減少率が少ないと考えたほうがよさそうです。
<老年人口>
滋賀県の特徴のひとつに、今後も老年人口(65歳以上)、後期老年人口(75歳以上)が全国平均を上回らないことです。しかし、30年後には、滋賀県も老年人口が現在の2倍以上となり高齢社会を迎えることになります。
<滋賀県の後塵を浴びる県は?>
現在の人口は滋賀県よりも多いものの、30年後には滋賀県よりも人口が少なくなる県を調べました。厳密に言うと、岩手県は調査時点(2000年)では滋賀県よりも人口が多いが、直近の資料ではすでに抜いています。
青森県、岩手県、奈良県、山口県、愛媛県、長崎県の6県となっています。
しかし、会社の滋賀県民から反対する意見が出されています。本当の滋賀県の人口はもっと多い!
「滋賀県民は琵琶湖で育ちエラ呼吸ができるので陸・湖と生息範囲が広い。本当は琵琶湖の中に隠れた人間がまだ多数いるのだ」
Posted by
西日本技術の環境調査員
at
07:28
│Comments(
0
) │
滋賀