2009年02月04日

ミネラルウォーターを買う理由


今年のお正月、マイボイスコムという調査会社がインターネットを通じて、ミネラルウォーターの購入理由とイメージを調査しています。

 「いつも同じものを選んでいる」という人は12.1%、ブランドは「決めていない」が49.4%
ミネラルウォーターはブランド名で買うものではなく、気温、行動予定、雰囲気で選択されています。私の場合、コンビニで目に留まったもの。

<購入理由>
ミネラルウォーターの購入理由は「水道水を飲むことに抵抗がある」28.7%。次いで「健康を意識して」(25.4%)、「無味無臭で飲みやすい」(19.2%)、「カロリーや余分な成分がない」(18.2%)、「おいしい」(16.5%)。

「水道水への不信がミネラルウォーター購入動機」の構図は10年前から変わっていません。他のリサーチ会社では、水道水への不信というよりも「水道局への不信」と読み取れる結果も出されています。
水道水への抵抗感は多様です。水道局は情報公開を行って需要者の信頼獲得が必要です。

ミネラルウォーターのイメージは「血液をサラサラにしてくれる」(女性58歳)、「二日酔いのときに飲むと気持ちがいいもの」(男性40歳)。

ミネラルウォーターへ過剰な期待がありますね。
「「血液をサラサラにしてくれる」水は、どんな水?

<なぜ、京都・滋賀に名水がありながら>
京都には名水百選に選ばれた伏見の御香水、宮津の磯清水をはじめ、梨木神社(染井の井)、松尾大社(霊泉亀の井)、錦天満宮(錦の水)等々、多数の有名な水源があります。
また、滋賀県にも名水百選の彦根の十王村の水米原の泉神社の湧水があり、特に、米原市の醒ヶ井と上丹生には良質の水が多数あります。

京都・滋賀に全国ブランドの名水がありながら、ミネラルウォーターの生産シェアが低いのでしょうか?
答えはふたつあります。
① プラントとして広大な敷地が必要です(環境保全用地を含めた水源、工場、管理棟、倉庫等、想像以上の広さが必要。京都・滋賀ではなかなか見当たりません)
計画販売量に見合う水源が必要です(原水はボトルに入れる水だけではなく、ボトルの洗浄にも大量の水を使います。京都・滋賀では、琵琶湖を除き、メーカー側の希望する水量を確保できる水源はありません)


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Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:28 │Comments( 0 ) 滋賀
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