2011年02月21日
粥占い
2月3日の節分の日に近所の神社で、五穀豊穣を祈る伝統行事「粥占い」が行われました。
毎年数十名の氏子が交代で担当し、準備から神事までを行います。
この粥占いは、13本の笹竹を粥で満たした鍋に入れ一緒に炊き、笹竹に入った米粒に数により農作物の豊作凶作を占う。
上上から中上、中、中の下とか、下の下まで「白いウワッパリ」を来た氏子がいろいろ品定めをし、「わいわい」と賑やかにして独断と偏見で決めます。
また、樫の木で作ったコマを12個炭で焼き、その焦げ具合で天候を占う。
天候は、旧暦で正月から十二月までテル(晴れ[雪も含む]が多い)、フル(雨の日が多い)半(照ったり降ったりの半分)と、月ごとに決定していきます。
その「占い」の結果は、栗・大豆・野菜・稲が豊作、天候は夏場が晴れるという結果が出た様です。詳細は?
ちなみに昨年の占い結果は・・・
<農作物>
早稲:下、中稲:上、晩稲:上 → 当り
大麦:中、小麦:上上、大豆:下 → ?
小豆:下、柿:上、栗:下 → ?
ブドウ:上上、トマト:上、なす:上上、野菜:中 → ?
<天候>
正:フル、二:テル、三:フル、四:テル、五:テル、六:半
七:フル、八:テル、九:半、十:フル、十一:テル、十二:半
→ 8月、11月のテルは大当たり
農家の方は、この占いの結果により一喜一憂し、今年の農作物の準備(心構え)をされるみたいですが、殆ど天候に左右される事なので如何にも出来ません。
あくまでも神事(占い)ですので、八百長はしていないようです。
それしか言いようがありません。
京の防人
Posted by
西日本技術の環境調査員
at
07:28
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