2011年03月24日
節句
3月3日のひな祭りが終わらないうちから、店頭には次の端午の節句の兜が並んでいます。
我が家にも娘と息子がいるので、雛人形を片づけるのと交代に兜を飾ります。
日本に伝わる五節句は、昔から季節の節目に身体の汚れを祓う行事として大切にされていましたが、現在までに少しづつ意味や形をかえ受け継がれているものとして、桃の節句・端午の節句も行われています。
子供の健やかな成長と幸せを願うという行事で、人形を飾ることには諸説あるようですが、子供の厄を受けてもらう”お守り”という意味合いが一般的です。
15年前、娘夫婦の住居事情は考慮されず、男女双子の孫誕生のうれしさから私の両親が七段飾りのお雛様と兜飾りを買ってくれました。
現在は飾るスペースを確保できていますが、当時家族4人が布団を並べて寝ていた一番広い和室を数カ月人形に占拠されていました。
2、3年は”双子の怪獣”にいつ破壊されるかひやひやしていましたが、幼稚園にあがる頃にはなぜか手をあわせ拝んでいたり、大事なおもちゃを一緒に並べていたり、子供たちなりに大切にしている様子が可愛かったことを思い出します。
いつも3月3日・5月5日には、いろんなお店の宣伝に踊らされ、子供が喜びそうな寿司や節句のお菓子などを用意することがメインになっており、本来の節句の意味さえあまり深く考えることを忘れています。
毎年欠かさず飾っている節句の人形を、飾る時片づける時に再度、本来の意味を思い出し
たいと思います。
双子の母
Posted by
西日本技術の環境調査員
at
07:28
│Comments(
0
) │
暮らし