2011年04月05日

地震と放射線の単位について


東北地方太平洋沖地震で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

<地震>
1.震度
観測地点での地面の揺れの大きさの階級
階級は、震度0、1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7の10段階
昔は人の感覚や周囲の状況から推定していたが、現在は地震計で観測した加速度の振幅や周期を換算して求める。

地震と放射線の単位について


2.マグニチュード(M)
地震の規模を表す
地震のエネルギーの総量を、地震計で記録された最大振幅の常用対数で表す
マグニチュードの値が1大きくなるとエネルギーは約32倍に、2大きくなるとエネルギーは1000倍になる
3.ガル(Gal)
加速度(1秒間の速度の変化)の単位(cm/秒2:重力加速度(G)の980分の1)
地震の加速度の大きさを表す
4.カイン(kain)
地震の最大速度(1秒間の変位の量)の単位(cm/秒)


<放射線>

地震と放射線の単位について


1.放射線の種類

α線  :陽子2個と中性子2個の粒子(ヘリウムの原子核)
β線  :マイナスの電荷をもった粒子(電子)
γ線  :電磁波の1種で、エネルギーが非常に大きく波長の短いもの(X線も同じ)
中性子線:電気的に中性の粒子(他の原子核に突撃して核分裂を引き起こす引金となる)

2.電子ボルト(eV)
放射線のエネルギーの大きさ
1eVは1.6×10-19 J(ジュール)に相当する

3.放射能
放射線を出す性質をいう

4.ベクレル(Bq)
放射能の強さ(量)を表し、放射性物質(放射線を出す物質)が1秒間に何個崩壊するかで示す
飲料水の飲食物摂取制限は次のとおり
 放射性ヨウ素 :300(Bq/kg)、粉ミルク調整用の水は100(Bq/kg)
 放射性セシウム:200(Bq/kg)

今回の震災に伴う原発事故により、食品の暫定規制値の見直しが進められています。

 詳しくはこちらから

5.グレイ(Gy)
人体が放射線を受けた時、その放射線から吸収したエネルギーの量(吸収線量)を示す
人体1kgあたり1J(ジュール)の放射線エネルギーが当たった時、1Gyになる

6.シーベルト(Sv)
放射線によって人体が影響をうけるエネルギーの量(線量当量)
放射線の影響は、受けた放射線の種類によって異なるので、吸収線量のグレイに放射線の種類ごとに定められた放射線荷重係数を掛けて補正する
線量当量(シーベルト,Sv)= 吸収線量(グレイ,Gy)×放射線荷重係数(下表)
地震と放射線の単位について


地震と放射線の単位について


表や図は、すべて気象庁と文部科学省のホームページから引用しました。



                                   分析部:テラ・地球へ

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Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:28 │Comments( 0 ) 暮らし
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