2011年04月27日

火の用心

火の用心
長かった寒い冬が終わり、ようやく春が訪れました。

花粉症になやまされる人(私もその一人)にとってはまたやっかいな季節でもあります。

さて、皆さんは京都の嵯峨にある愛宕さん(神社)にお参りされた事はありますか?

ちょっと前ですが私は、今年の大雪の日に始めて火の用心のお札をもらうために登りました。

なんでそんなシンドイ思いをしてまで大雪の日に登ったかと云うと、昨年にもらったお札の有効期限(1年?)が切れるまでに登るのがムラの掟だからです。

前回のブログでもお話しましたが住んでいる処は江戸時代のムラ感覚そのままでご近所付き合いをさせて頂いております。(もちろん良いこともあります。)

毎年、コアなご近所同士(注: 町内会の班分けとは違う。お地蔵さん系での寄合いに近いが若干異なる)が順番に登る慣わしになっています。

他にもわが町内では古老からほとんど誰も知らない何十年に一度のイベントがあるとの発表で、町中がアタフタしたりもします。(だいたい神様仏様に関わることが多いです。)

お参りの当日は驚いたことに全国のたぶん私のような方々が登山靴にアイゼンを装着して登られていました。

初めて登る私は、「登山靴にアイゼンとはおおげさな・・・」と思いながら運動靴で登り始めたのですが山頂に往くにつれて山道は写真のとおりになりました。
火の用心


ご覧のとおり階段の段差がなくなる程の雪で最後は這うように登りました。

以前にお参りしたことがある香川の金比羅さんには申し訳ないですが、愛宕さんは全く別次元のシンドさでした。

登っていて目に付くのは嵯峨分団と書かれた消防団の看板。(さすがは火の用心の神様です。)助けが必要な方がおられるのも確かです。

そんな山道を普通の人は山頂の神社まで片道2時間くらいかけて登るのですが、
聞いた話では私と同じくらい田舎のムラ社会人である当社のチョイ軽オヤジ氏はこの山をなんと片道1時間くらいで登るそうです。

とても信じられません・・・。

それと愛宕さんへ往くには普通、清滝トンネルを通らなければなりません。

知る人ぞ知るオカルトスポットです。

そこをひとり車で通るほうが実は山登りより息が詰まりました。(オカルト系は全くダメです。)

実際に次の日、私の体は愛宕さんの山登りか清滝トンネルの何かの仕業かは別として、金縛り遭う羽目に・・・。

そんな愛宕さんでは毎年、夏の夜にのぼる千日参りというイベントがあるそうです。
(もちろんお札がもらえます。こちらは有効期限1000日?)

今年の夏も暑いそうです。もしかして背筋が凍る思いもできるかしれません。

お好きな方は愛宕さんに往かれてみてはいかがでしょう・・・。


                                   環境調査課:トレーダー・ジョーズ

同じカテゴリー(暮らし)の記事画像
ブログ終了のお知らせ
「猫は冬眠する?」
『 Picasa Webアルバム  オーバー還 同窓会に行く・・・ 』
『紫式部』と『ホトトギス』
七五三
はじめての運動会
同じカテゴリー(暮らし)の記事
 ブログ終了のお知らせ (2012-10-31 07:30)
 「猫は冬眠する?」 (2012-10-30 07:28)
 『 Picasa Webアルバム オーバー還 同窓会に行く・・・ 』 (2012-10-29 07:28)
 『紫式部』と『ホトトギス』 (2012-10-28 07:28)
 七五三 (2012-10-26 07:28)
 はじめての運動会 (2012-10-25 07:28)
Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:28 │Comments( 1 ) 暮らし
この記事へのコメント
お疲れさまです!
今年も暑いんですかね!?
Posted by 鱸です! at 2011年04月27日 22:52
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。