2012年07月01日

『レバ刺し』禁止

大量の死傷者が出て社会問題になり、その是非をめぐって論議が尽くされ、その結果本日から生レバーの食用提供が法律で禁止となりました。

この一週間駆け込み需要が急増したとのこと、『ふぐは食いたし、命は惜しい』とまではいかないにしても、この法律、違反すれば「2年以下の懲役か200万円以下の罰金」ですから決して軽い罪ではありません。

生レバー通にとっては複雑な心境でしょう。嗜好品のことなので軽々に決め付けることは出来ませんがお医者さんの言葉を借りると、『生牡蠣と生レバ』は人命にも関わる危険極まりない食べ物のようです。

話しは変わりますが、幼いころ厳格であった父親は川ガニ(モクズガニ)や川魚はジストマ菌や食中毒のもとといって、我が家の食卓には決して並びませんでした。
ところがご当地グルメの代表選手「馬刺し」はごくごく当たり前のように食卓を賑わしていました。

熊本では馬の生肉は当たり前の食品で、そして昔から馬刺しを食べて人が死んだという話は一度も聞いたことがありません。
このことを長年馬刺しを注文している店のご主人に尋ねたところ、熊本馬刺しが全国ブランドになったのは、その肥育方法と徹底した検疫による安全面の確保による信頼にあるとの返事でした。

納得です。さらに、熊本では昨年の食肉事件を機に馬刺しの生肉販売を自粛し、零下20度の超低温で急速冷凍し、凍らしてから出荷しています。

呼び名も「馬刺し」から「馬凍刺し」に変わっています。
安全に安全を重ねたうえで消費者に安心を与えています。生産者の真摯な態度と心意気が伝わってきます。

さて、日本一と信じて疑わない肥後熊本は栗山商会の「馬凍刺し」赤ワインで頂くとそれはもう至福のひとときです。一度栗山商会の「馬凍刺し」ご賞味あれ。

『レバ刺し』禁止
『レバ刺し』禁止


                                       日曜レギュラーおじさん

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Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:28 │Comments( 1 ) 食べ物
この記事へのコメント
行政が規制する話でもないですよね
ふぐみたいに、調理資格制度にしたらどうなんでしょうかと思います
禁止にして終わりでは、行政のやる気を感じませんよ
Posted by 生肉や生レバーは嫌いですが at 2012年07月01日 13:54
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