実録 滋賀の糞虫
今月初め、滋賀県の甲賀市で本物の環境調査員が撮影したクソ虫です。社内では糞虫(ふんちゅう)と呼んでいます。名前は「ヤマトエンマコガネ」。滋賀県を代表する糞虫で、知る人が知る貴重な虫です。「ヤマトエンマコガネ」は、このブログの検索キーワードではトップ5に入っており、全国的には「クソ虫」ブログとして確実に足場を固めています。
特徴は8月22日の記事をお読みください。⇒8月22日の記事
今日は撮影に至った経過からお伝えします。
まず、獣糞探しから。調査地点は陶器ではない本物のタヌキ、馬ではなく鹿、私に近い猿が自然に生息しています。そこで、これらの獣糞を探しに山の中へ。
見つけました。これがヤマトエンマコガネを始めとする糞虫が餌とする獣糞です。
獣糞を転がすと小さな穴が見つかります。これが「坑道」と呼ばれるもので糞虫が中に入っている証拠になります。これを割ってみましょう。
掘らなくても糞の下にいる場合がありますが、坑道を掘ってみるとヤマトエンマコガネを発見。
ヤマトエンマコガネの雌雄がそろっています。
ヤマトエンマコガネのオスは小さなカブトムシ。
生物調査は楽しい??
なお、写真の無断使用は禁止です
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