カーボンニュートラル
我が家に薪ストーブが来てから3年目の冬が過ぎようとしています。
これまでにいろいろな方から質問があり、最も多かったのが
「地球温暖化の原因であるCO2を排出しているのでは」 という質問でした。
最近までは「熱エネルギーの効率が良いから地球に優しい」と回答していましたが、
どうやら違っていました。
「カーボンニュートラルによって地球に優しい」が正解のようです。
カーボンニュートラルとは、
薪燃料となる木が、空気中のCO2を吸収し成長していきます。
その吸収したCO2は、薪として燃焼させたときに空気中に排出されます。
排出されたCO2は、再度木に吸収されますので、
CO2の循環サイクルが成り立ち、結果的に地上のCO2濃度は変化しません。
このサイクルのことを「カーボンニュートラル」と呼びます。
では、石油燃料はどうなのでしょうか。
石油は地底からくみ上げた物質でもともと地上には存在しない物質から排出されたCO2は、
地底に還ることはなく、空気中に溜まっていきます(CO2の増加)。
薪を燃やすと確かにCO2は排出されますが、
これは薪の成長過程で空気中に元からあるCO2を吸い込んだものなので、
空気中に以前あったCO2を元に戻したことになります。
薪ストーブは、これ以上大気中のCO2を増やさない理想的な暖房器具なのかも知れません。
上下水道課 日曜大工
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