滋賀の結核はどうよ!

西日本技術の環境調査員

2009年04月18日 07:28



タイトルとは関係ないけど、北野誠しっかり探偵ナイトスクープで見たぞ!なにがあったか知らないけれど、がんばれ!!!!!
ウルトラマンに頼んで復活だ


タイトルに戻そう。ハリセンボン箕輪はるか(29)が結核で入院。共演者も巻き込んで「結核パニック」。仕事柄、厚生労働省のホームページには毎週アクセスするのですが、「感染症情報」のページを見に行くことは、ほとんどありません。
今日はこのページから滋賀県の結核状況を調べてみました。

<日本の結核>
日本の新規登録罹患者数は減少傾向にあるものの、平成19年(1月1日~12月31日)で25,311人。なお、昭和25年の死亡者数のトップは結核(現在は27位)ですから、大きく減少したともいえます。人口10万人当たりの結核罹患率は19.8人

<罹患率ランキング>
罹患率の低い順は甲信越東北に集中しています。
1位 長野   2位 宮城   3位 山形   4位 山梨   5位 岩手

罹患率の高い順は大都市が上位。
1位 大阪   2位 東京   3位 長崎   4位 和歌山   5位 愛知

<人口10万人当たりの年齢別罹患率>
高齢者の罹患率が高いのは理解できますが、若い世代も多いのが特徴。
80歳台、70歳台、60歳台、50歳台の順番になりますが、20~29歳が12.6人、30~39歳が12.3人と高め。
15~19歳が3.2人、10~14歳が0.4人ですから、結核の世界は20歳を過ぎたら年寄りの仲間入り

<外国との比較>
国際的に見ると先進国G7では、ありがたくないが断然トップ。結核に関しては「中まんえん国」と位置付けられています。人口10万人当たりでみるとカナダの4.5倍、アメリカの4.4倍。

<滋賀県は?>
滋賀県の新規登録結核患者数は平成17年が219人、18年が235人、19年が209人で毎年200人を超えています
人口10万人当たりは17年が17.0人、18年が15.0人、19年が15.7人。全国平均が19.8人ですから、現在のところ滋賀県は結核患者の少ない県に位置付けられます。
なお、京都と大阪を見ると   (   )大阪
17年が25.0(38.4)人、18年が23.2(36.1)人、19年が22.8(33.5)人

結核は治療薬もありますからパニックに陥る必要はありません。しかし、肺だけに症状が現れるわけではなく、他の臓器で発病することもあり、耐性菌も出現していますからお医者さんに診てもらうことが一番

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