間引き野菜の楽しみ方

西日本技術の環境調査員

2009年11月15日 08:28



 
 今の時期、おいしい秋野菜がふんだんに店先にならんでいます。とりわけ田舎を旅すると道路脇に無人の野菜販売所が目に付きドライバーが車を止めて品定めしている姿に遭遇することがあります。 

 そのときいつも思うことは、『どんなお年よりが作っているのかなァ、有機栽培の美味し い野菜だろうな、お金の勘定は毎日合うのかなァ、儲けはあるのかなァ』といったいらぬ心配まですることが多々あります。

 お百姓さんは春夏秋冬、寒いときも暑いときも畑を耕し、そして旬の野菜を家庭の食卓に届けてくれるのです。本当に感謝です。 

 私が真似事で始めた野菜づくりも今年で5年目になります。素人ゆえにいつも失敗の連続ですが家庭菜園ならではの楽しみ方があります。

それは成長途中の間引き野菜を食することです。葉物野菜に限らず根菜類も大変おいしくいただけます。

私自身トマト以外はほとんど種子から蒔いて野菜を育てていますが、毎回種子から芽が出たときは感動し、そして野菜を大きくするため若芽を間引きしなければなりません。

その若芽が素晴らしくおいしいのです。折角発芽した野菜を無駄なく食する。これが私のモットーです。
 

 今年の大根、人参は種を蒔くのが少し遅かったので間引きもおそくなりましたが、もうこんなに大きくなっていました。

大根、人参の根っこは生でもいいですが温野菜で、葉っぱは漬物、お浸しとそれこそ季節の恵みを頂いています。

もうそろそろ冬野菜の季節です。大根畑の隣では、ホウレンソウとふだん草が間引きの順番を待っています。 

 人間様も間引きされるご時勢ですが野菜と同じで味わいある人生を送ることができますよ。

                              総務部  日曜レギュラーおじさん

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