『ブランド・帯に弱いアラ還  本屋大賞!』

西日本技術の環境調査員

2012年02月25日 07:28


仕事上、鉄道の移動が多い。居眠りは気持ちよいが夜の不眠症を招く。
やむを得ず本でも読むか。さて何を読むか?

ビジネス誌・・・・日本経済新聞の1・2面のでかい広告

『発売以来大評判、重刷、#週間で**万部突破、日本を取り巻く荒波・・・・』に目を奪われて、マンモス書店の店頭PCで検索・・・購入・・・読んでみて空虚感・・。

芥川賞発表。小職、本来は直木賞向き。
でも、受賞作家の発言が騒がれ、選考委員の一人、東京都知事のコメント等々、チョット気をひかれて「文藝春秋」で読む。



『テレビの過激な発現にだまされた。芥川賞この程度?』が正直の感想。

今年で9回目の「本屋大賞」。ご存じの方も多いはず。書店の店員さんが選考委員。
ノミネートされた単行本、この1年間に発売された人気作品から読者に最も読んで欲しいと感じた本に投票。
投票数1位が『本屋大賞1位』となる。もちろん、投票する店員さんはノミネート作品のすべてを読む。

ブランド・帯に弱く、9年前の大賞作品「博士の愛した数式」を何も考えず、帯の誘いフレーズ『書店店員が選んだ今年1番の・・・』。小川洋子さんの代表作品の1つであった。



この本を読むまで作者の名前すら知らない。もちろん、芥川賞作家であったことなど当然知らないまま購入。読んで、涙した。
映画化されたことは数年先に知った。寺尾聡主演映画はテレビ放送で観た。劇場で観ていないので不公平、低レベルの判定だが、本で読む方が圧倒的におもしろい。勝ち。

以来、大賞作品はすべて購入、読んだ。昨年までの8回の受賞作の中で、この第1回作品、「博士の・・・」が断トツと思う。
その次は一昨年の「天地明察」、次の次が「一瞬の風になれ」・・・。





さて、今年、2012年度の投票結果は4月初旬に発表される。店員さん、猛読中。昨年までは発表後、受賞の帯が付いた段階で買い、読んできた。

とにかく鉄道の利用機会が増えたこともあり、待ちきれず候補作品を買ってみた。
10作品が1次選定で選ばれている。もちろん、全部買うには懐が・・。『大賞受賞』の帯ではないが、やっぱり、帯のフレーズで2冊購入。読む。単純な脳細胞、B型なので「これが大賞を受賞する」と思いこむ。その思いこみは・・・・

中田永一氏の作品『くちびるに歌を』
これを推す。第4回の『一瞬の風になれ』とダブってくるのがマイナス・・・。



高野和明氏『ジェノサイド』は少々重い。でも前評判はよいらしい。



本屋大賞はシンプルさが大事なキーワードと感じている。これも、単細胞、ブランド志向のB型おじさんが、昨年までの大賞作品8冊をすべて買って読んだ経験力なのかな。
改めてお断りを。10作品のうち2冊を読んでの感想。

                                            “アラ還”だけど・・・?”


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