2009年10月25日
皇帝ダリア
最近とみに家庭の庭先で眼につくようになった皇帝ダリア。この華の特徴は何といってもスケールが大きいこと。そしてその花は一年を締めくくるかごとく晩秋にしかも花火が散るごとく乱舞する様はまさに皇帝の名にふさわしいものです。
初めてこの華を眼にしたのが5年前でした。吐く息が白くなる晩秋の早朝に背丈が人の2倍にも達するその頂点に眼にも鮮やかな八重咲きの華が咲き誇っていました。
これまで見たこともないその植物の名前が判るまで時間は掛りませんでした。
「皇帝ダリア」
それは35年前に出会った「さぎ草」との出会いに匹敵するほどの感動の出会いでした。
皇帝ダリアは挿し木が容易とのことですぐにでも挑戦しようと思いましたが、いかにも大柄で場所も日当たりを好むので栽培を躊躇していました。ところが今年の春に花好きの奥さんから一本の挿し木を頂きました。僅か10cmに満たない幼苗でしたがこれを大型の鉢に植えることにしました。
この苗は期待に違わずぐんぐん大きく成長しました。そして今では背丈が2mを超える大きさになりました。そして迎えたのがこのたびの台風18号の襲来です。今回の台風は超大型でしかも琵琶湖東部を直撃、ただでさえ大きく成りすぎて不安定な鉢の根元を門柱に括り付けただひたすら台風通過を願いました。
結果は突風に煽られ枝葉が折れ皇帝が満身創痍の状態でした。しかし、今では写真のとおり復活です。
いまだ花の蕾は現れていませんが、これに花が咲けば感動です。
皇帝ダリアが見下ろしている玄関先の隅っこには昨年鉢植えしたトレニアのこぼれ種から発芽した苗が今ひっそりと花をつけました。可憐な姿にこれまた感動です。
総務部:園芸委員 H.M
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西日本技術の環境調査員
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08:29
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