2012年09月17日
バラのハダニと根腐れ
4月に岡山から滋賀に引越した際、大多数のバラを人に譲り、4鉢だけ連れて来ました。
その内一鉢は昨秋苗を植えたばかりのラ・フランスという子木、残りの3鉢は成木でした。
岡山では戸建でしたがが、こちらではマンション住まいになりました。
人間の住む環境も変わりましたが、陽当り・風当りなどバラ達の生育環境も大きく変わりました。
4月は例年どおりに芽吹き、すくすくとマンションのベランダで育ちました。
5月の連休が明けるといつものように花を咲かせました。

写真‐1
6月になると葉が黄色に変色し、葉に綿飴がついたようなところが散見され、葉が落ちていき、写真‐1のようになりました。
これはハダニによる虫害ですが、今年はその予防を忘れていました。
例年ですと、梅雨の前、牛乳を水で数百倍に薄めた液にオリーブ油と中性洗剤を数滴たらしたものを噴霧器でバラに散布してハダニの予防をします。
なぜハダニの予防ができるのかという原理を説明します。
ハダニは、バラの葉の養分で繁殖するのですが、牛乳の方が美味しいので牛乳を一杯食べて肥満化して生殖能力が低下して繁殖できなくなるからです。
また、オリーブ油はハダニの呼吸器を塞いで弱らせるそうです。
7月は、ラ・フランス以外のバラ達の元気がなく、2番花が咲きそうもないほど弱っていました。
「コガネムシの幼虫が根を食べてしまったのか?」とか「陽当りが悪いのか?」など弱った原因を考えました。
昨年と比べて一番変わったことは「マンションだから土とか流してはいけないと思って植木鉢の下に受皿をしたこと」でした。
早速、受皿を外して様子をみたところ、だんだんと元気になってきました。
案の定、受皿に水が溜まって根腐れしたようです。
根が伸びていないラ・フランスは根の先が水に水没しなかったため、根腐れを免れたようです。

写真‐2
写真‐2は、ハダニのために落ちた葉の半分は回復していますが、半分は根腐れによって枯れた状態を示しています。
今年は、バラ達にはとんだ災難だったようです。
「何事もよく考えてやらないと、害虫の餌食や根腐れになるなあ…」と反省する今日この頃です。
いってん
その内一鉢は昨秋苗を植えたばかりのラ・フランスという子木、残りの3鉢は成木でした。
岡山では戸建でしたがが、こちらではマンション住まいになりました。
人間の住む環境も変わりましたが、陽当り・風当りなどバラ達の生育環境も大きく変わりました。
4月は例年どおりに芽吹き、すくすくとマンションのベランダで育ちました。
5月の連休が明けるといつものように花を咲かせました。

写真‐1
6月になると葉が黄色に変色し、葉に綿飴がついたようなところが散見され、葉が落ちていき、写真‐1のようになりました。
これはハダニによる虫害ですが、今年はその予防を忘れていました。
例年ですと、梅雨の前、牛乳を水で数百倍に薄めた液にオリーブ油と中性洗剤を数滴たらしたものを噴霧器でバラに散布してハダニの予防をします。
なぜハダニの予防ができるのかという原理を説明します。
ハダニは、バラの葉の養分で繁殖するのですが、牛乳の方が美味しいので牛乳を一杯食べて肥満化して生殖能力が低下して繁殖できなくなるからです。
また、オリーブ油はハダニの呼吸器を塞いで弱らせるそうです。
7月は、ラ・フランス以外のバラ達の元気がなく、2番花が咲きそうもないほど弱っていました。
「コガネムシの幼虫が根を食べてしまったのか?」とか「陽当りが悪いのか?」など弱った原因を考えました。
昨年と比べて一番変わったことは「マンションだから土とか流してはいけないと思って植木鉢の下に受皿をしたこと」でした。
早速、受皿を外して様子をみたところ、だんだんと元気になってきました。
案の定、受皿に水が溜まって根腐れしたようです。
根が伸びていないラ・フランスは根の先が水に水没しなかったため、根腐れを免れたようです。

写真‐2
写真‐2は、ハダニのために落ちた葉の半分は回復していますが、半分は根腐れによって枯れた状態を示しています。
今年は、バラ達にはとんだ災難だったようです。
「何事もよく考えてやらないと、害虫の餌食や根腐れになるなあ…」と反省する今日この頃です。
いってん
Posted by
西日本技術の環境調査員
at
07:28
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園芸