2010年12月07日

トリクロロエチレンの水道水水質基準値改正


<改正案>
厚労省より水道水の水質基準項目であるトリクロロエチレンの基準値改正案が公示されました。(案に対する意見の募集は締め切られています。)

 基準値  : 現行の 0.03mg/L 以下から0.01mg/L 以下に強化
 施行予定日: 平成23年4月1日


http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495100191&Mode=0

<トリクロロエチレン>
 自然界には存在せず、金属部品の脱脂洗浄、工業用の溶剤に使用するため、人工的に合成された物質です。
テトラクロロエチレンと共に代表的な地下水汚染物質で、汚染地下水を原水としている地域では、浄水処理の必要があります。地下水中ではテトラクロロエチレンの嫌気分解によっても生成されます。トリクロロエチレン自体も分解されジクロロエチレンを経て塩化ビニルになるといわれています。

トリクロロエチレンの水道水水質基準値改正


たぶん昨年度のカドミウムの基準改正の時期と同様、来年2月ごろには水質基準に関する省令(平成15 年厚生労働省令第101 号)が改定され正式に発表されるのではないかと思います。


                                       環境分析部 やまいびと

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Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:28 │Comments( 0 ) 分析
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