2011年08月23日
夏野菜 色とりどり 水質分析
8月も下旬となりましたが、まだまだ暑い日が続きますね。
夏といえば、夏野菜。ナスやトマト、カボチャと非常に色鮮やかなものが多いです。
これら色とりどりの野菜は、単に見た目の特徴だけでなく、栄養価が非常に富んでいます。
例えば、ナスの紫色は「アントシアニン」によるもので、抗酸化作用に優れています。
ところで、弊社で行っている水質分析でも、水の「色」による分析が多くあります。
それは、ある物質を測定する際に、その物質と反応すると色づく薬品を利用することです。
この色づき具合は、物質の濃度に比例するので、濃度が濃いほど色も濃いという、見た目に分かりやすく測定が出来ます。
例えば、私がよく行っているアンモニアの分析では、アンモニアが含まれていれば含まれているほど、青色が濃くなる薬品を入れて測定していきます。
下の写真では、右側の試験管ほど青色が濃く、アンモニアが多く含まれていることが分かります。
次の写真は同じくアンモニアを測定した際の一枚ですが、色の濃淡からどの試験管に多くのアンモニアが含まれていると予想されますか?
単純に色の濃いものが、多く含まれているように思われますが、実はこれを別の角度から撮影したものが、次の写真です。
実は横から見ると、同じ色の濃さでアンモニアの濃度も同じものなのでした。当たり前のように思われるかもしれませんが、水の深さ(あるいは奥行き)によって、同じものでも、色の濃淡は大きく変わります。
さてさて、猛暑がいつまで続くか分かりませんが、色鮮やかな夏野菜を沢山食べて、残りの夏を乗り切りましょう。
環境分析部:10minツーキニスト
Posted by
西日本技術の環境調査員
at
07:28
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分析