昆虫飼育№3

西日本技術の環境調査員

2009年12月10日 07:28



 前回は卵から、幼虫へふ化した後の飼育をお伝えしましたが、幼虫はスクスクと成長していますでしょうか?今回は越冬に備えての準備をお伝えします。

<幼虫の越冬準備> 
前回、幼虫段階での飼育方法をお伝えしましたが、越冬時期も飼育方法は同じです。
しかし、飼育には限界温度があります。人間と同じく幼虫も凍死及び熱死してしまいます。下は0℃~上は40℃まで。飼育条件の一番いい温度は15℃~25℃です。冬場は飼育用ヒーターを入れてあげると、越冬せずに成長し続けますが、国産の昆虫ではその必要もありません。
飼育方法は先に申した通り、幼虫段階での飼育方法と同じですが、これからの季節は保管場所を変えてあげて下さい。できるだけ、0℃以下にならない場所(寒風の入らない倉庫・物置・屋内の玄関・部屋の中など)で飼育して下さい。

<飼育に関する注意点>
飼育する環境は、上記のとおりですが、目の届かない場所に保管するため、存在自体を忘れがちになります。
水切れ(土の乾き)に注意して下さい。土は常に湿っている状態にしてあげて下さい。但し、加水のし過ぎに注意して下さい。)
 幼虫は、越冬期間中、冬眠状態になります。そのため土の交換をしなくてよくなります。但し、水切れだけは注意して下さい。
この先、12月頃~3月、4月までは冬眠です。できるだけ、暖かい場所で越冬させてあげて下さいね!!それと、水切れ!!この2点に限ります。
今回はここまでです。
 次回は、さなぎへの準備・飼育方法をお伝えしたいと思います。

(お願い)昆虫は生き物です。寿命・生育には個体差があるので、上記の通りにはならない場合がありますのでご了承下さい。
                      

                                                 営業部  T.I

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