『京都嵐山』

西日本技術の環境調査員

2012年08月05日 07:28


♪「京都『らんざん』大覚寺・・・恋につかれた女がひとり・・・・」♪

デユークエイセスの往年の名曲『女ひとり』には京の都の名所が随所に謡われています。

その『らんざん』とは右京奥の院「嵐山」に他なりません。

『嵐山』は高尾と並び京の紅葉の名所で秋の行楽期には身動きが取れないほどの観光客が押しかけます。その「嵐山」を真夏の炎天下に訪問しました。

ご案内のとおり、京都は盆地で夏の蒸し暑さは半端でありません。訪れた当日の最高気温は36℃歩くだけで汗が吹き出てきました。

嵐山では天龍寺の庭園を散策しましたが、途中広隆寺も訪れました。



広隆寺では鮮やかなハスの花がお出迎え、手入れの行き届いた苔むした庭園には純白と淡い紫色した「キキョウ」の花がそよ風にたなびき、その隣ではシオカラトンボが涼しげに飛んでいました。






広隆寺といえば国宝第一号の「弥勒観音菩薩」が余りにも有名です。
右手を軽くほほに当てた御姿は憂いに満ちた美しさです。
当時日本では造られたことのない赤松の木で彫り上げられた御像と瓜二つの「弥勒観音菩薩」が韓国ソウルの博物館に保存されているそうです。

折りしも観光バスからは韓国の中学生が集団で見学に来ていました。
朝鮮渡来人の偉業を肌で感じることができました。



天龍寺への移動は噴出す汗にタオルが片時も手放しませんでした。
しかし、ひとたび庭園内の木陰に入ると緑・緑また緑の苔むした庭園が感動すら覚えます。
庭園の小川の石には一寸大きめのカエルが涼しげに腰掛けていました。







写真を見る限りは当日の猛暑が想像しがたいと思いますが、盛夏の「嵐山」訪問、一服の清涼剤になること請け合いです。

                                             日曜レギュラーおじさん

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