2008年10月15日

ゴーヤ・サツマイモの決算報告


5月下旬から10月上旬まで、ゴーヤ・サツマイモ・ツルムラサキを育てた結果を総括しましょう。栽培量も少ないため二酸化炭素の植物吸収や電力消費量の削減効果は認められませんでした。しかし、企業PRでは大きな効果があったと判断できます。また、一連の作業の中で、生育や廃棄物について見えてきたことが多数あり、改めて報告したいと考えています。

<評価>
①朝、夕2回の水やりでは、プランターの外へこぼれる水量もあり、「打ち水」の効果が認められる。一般的に周辺気温は2~3度の温度低下を示す。しかし、真夏の昼間、水やりは植物へ悪影響があるとされていることから実施しなかった。
②ゴーヤ、サツマイモ、ツルムラサキによる緑化面積は7m2程度であることから、二酸化炭素の吸収量は2kg程度でわずかである。枯れた茎は廃棄物処分が必要になり、実質的な二酸化炭素の吸収量は認められない。
③エアコンの温度管理は従来と同じ電力使用量で特別な効果は認められなかった(当社では、数年前からISO14001で温度管理を徹底している)
④プランター、腐葉土、サツマイモの苗、散水用のホース等の総費用は2万5千円。電力使用量は前年と同じですから単年度では完全に赤字。収入はサツマイモのおやつ、ゴーヤ(もらい手がいなかったが)
⑤当社の取組が京都新聞で紹介された(広告費換算すれば大きい)
⑥草津市環境課がポスターを作り、各種イベントに掲示されている(広告費換算すれば大きい)
⑦ゴーヤ栽培を契機に屋上が整備され、びわ湖大花火大会に近隣の方をお迎えして、花火鑑賞会を開催。近所とのコミュニケーション

<来期へ向けた改善点>
①雨水の利用(ポンプによる揚水量を少なくするためには雨水貯留用のバケツが必要)
②生育開始時期(5月下旬に植えました。6月下旬から夏日が始まり、そのときには大きく育っていなかった。このことから、4月下旬~5月の連休明けには苗を植えたい)
③土と腐葉土を対比して育てた。腐葉土だけで育てたゴーヤは根の張り方が弱く、葉や茎の生育に影響を与えている(次回は土作りから開始する) 土作りは準備を開始しています。
④枯れたゴーヤやサツマイモの葉や茎は廃棄物処分される(この利用方法については、別の機会に提案させていただきます)


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Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:28 │Comments( 0 ) ゴーヤ・サツマイモ
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