2010年12月11日
雨量計
先日、下水道の水質調査に行きました。
合流式下水道では、雨天時には汚水と雨水が混合してパイプの中を流れます。
調査した下水道では、処理場の能力を越えた分は越流水として、河川に放流されるしくみになっているようでした。
越流水は、汚水でも上層部のためか、比較的きれいでした。
調査では、採水した汚水について、色、臭い、夾雑物を記録するとともに、雨量の程度も記録しなければなりません。
・1時間に10mm以上20mm未満の雨
・1時間に20mm以上30mm未満の雨
・1時間に30mm以上50mm未満の雨 等々
はっきり言って、気象予報士ではないのでわかりません。
とりあえず、カンと経験で記入し、後で気象庁のデータで確認です。
<降雨量の感覚を身につける>
転倒ます型雨量計では、内部には二つの枡がシーソーのようになっています。
15.7ccの水がたまると枡が転倒して溜まった水が捨てられます。
次に、反対側の枡に水が溜まります。
これを繰り返し、枡の転倒回数を数えるしくみになっています。
1回の転倒での15.7ccが0.5mmの雨量に相当します。
(直径20cmの円筒で0.5mmの体積は15.7cc)
いずれにせよ、雨量は体積ではなく、深さで表現されるので
雨が降ったら、バケツか鍋やなんかで溜まった深さを測れば雨量は分かります。
あとは、雨の降り方と雨量の関係を身体で覚えればバッチリ。
<おまけ>
水道の水源としては、地下水や河川水が利用されますが、河川水は、降雨の影響を受けて水質や水量が変動する場合があります。
雨量計を設置し、水量・水質の変動予測に利用されている浄水場もあります。
チョイ「悪」オヤジ
Posted by
西日本技術の環境調査員
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07:28
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仕事