2008年06月03日

屋上のサツマイモ


5月も終わり、植える時期を失い「屋上のサツマイモ」企画が死んでしまった。と思ったら、突然復活。工場排水の実証実験の設計諸元をまとめていた最中、玄関で話し声。偉い人から「サツマイモの苗を植えている」を連絡があり、外へ出ると、土の入ったプランターが10個以上。
パチンコのリーチがハズレと思ったら、復活大当たりの感じですね。
今週は会社の環境への取り組みを特集しています。

<なぜ サツマイモか>
目的は屋上緑化による二酸化炭素の植物吸収、日陰を作ることによる冷房の電力使用量の削減。二酸化炭素の植物吸収はわずかと思いますが、電力使用量の削減は企業にとっても大切なことです。
サツマイモの葉は大きくて強いと言われており、さまざまなところで屋上緑化の材料として使われています。ビルの屋上緑化は給水や施肥のシステム化されて生育方法が採用されますが、今回、会社が採用した方法は、普通の栽培方法です。
私の会社を例にすると、翌年度の電力基本料金はピーク時になる夏季の使用電力量によって決定されます。これは冷房に使用する電力を低減させることが、基本料金の低減につながり、費用対効果の視点から見れば、企業にとってもメリットがあると考えています。

<収穫?>
目的が日陰を作ることですから、肥料は葉っぱ用の窒素が中心になるので、美味しい金時イモの期待はできないらしい。それでも少しは期待したいですね。

<これで屋上緑化の準備はできた>
ゴーヤの苗が9本、サツマイモの苗が24本、食用の葉クキムラサキの苗が2本。日陰を作る試算の上では必要十分の苗がそろいました。ただ、クキムラサキの葉は、野菜不足の水やり担当者が、お駄賃に1日2枚食べるので、日陰はできないかもしれない。

<リスクは何か?>
・ サツマイモの茎は立派な葉を茂らせます。一方、茎から新しい地下茎を伸ばそうとするので、屋上防水(特に、目地)にどのような影響を与えるのか?
・ 屋上はシート防水の上の保護モルタルが施工されています。そのため、屋上の気温は60度を上回ることが予想されています。サツマイモの生育にどのような影響を与えるのか?
・ 会社周辺に大きな建物はありません。実際、屋上に上がってみると、相当な風が吹き続けています。プランターの設置・固定方法等の検討が必要になると思われます。
・ サツマイモを植える目的は「おいしいサツマイモを収穫」することではありません。屋上の温度を下げて、夏季の電力使用量を削減することですから、葉を大きくするための施肥量がはっきりしません。自宅でサツマイモを育てている人も会社にはおりますので、多くの方の意見を参考に、生育させたいと考えています。&復活 約束は果たします


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Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:31 │Comments( 0 ) ゴーヤ・サツマイモ
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