2008年08月24日
京都 高級旅館通り
休みの日には市内を散歩するのですが、なぜか足の向いてしまう通りがあります。錦市場の近くですから、買い物の用事も多少あるのですが、なぜか麩屋町通りを歩きます。朝の散歩ですから気が付きませんが、町屋を利用したレストランもあるようです。いい通りなのですが、なぜか観光客は少ない。この麩屋町通りでは京都の伝統的な「人の動き」が見られるところです。京都観光はお寺や神社を見るだけではありません。
<最高級旅館がずらり>
麩屋町通りは、なんてことはない普通の狭い通りです。しかし、錦市場から御池の間には公家や大名が泊まったとされる「俵屋」、利休好みの「炭屋」、川端康成をはじめ文豪の常宿「柊屋」など日本を代表する旅館が並んでいます。相場は1泊2食で5万円。
<伝統的な打ち水>
夏の朝の7時ごろ、この辺りを通ると仲居さんが打ち水。今、二酸化炭素排出量を削減するために、打ち水の効果が積極的に見直されています。しかし、ここでは、昔からの「涼」の取り方とお掃除(砂埃を抑える)を行っています。
<映画のシーン>
朝の9時ごろ、この辺りを通ると予約のマークを付けたタクシーがずらり。
お客さまの出発を見ていると、仲居さんが背後から火打ち石で「チョン チョン」と叩き、旅の安全をお祈り。次に深々と頭を下げて、お客さまが角を曲がるまでジットそのまま。
映画の一シーンですよ。
<12月31日がベスト>
この通りのハイライトは12月31日。シンプルな門松が入り口を飾り、仲居さんがホウキでお掃除。日本の大晦日が味わえます。その後、ちょっと騒がしい錦市場でお買い物。ここでは、日本のお正月を味わうことができます。
Posted by
西日本技術の環境調査員
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07:28
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