2009年03月04日
若者たちの○○離れ
写真は冥土近くの六道の辻に咲いていた梅。私は冥土に近いところにいます。今日は若い人のことを考えましょう。
若者が市場から離れ、困っている業界がたくさん出てきました。従来とは異なるライフスタイルや消費行動で関係者を悩ませています。クルマ離れ、活字離れ、洋画離れ、酒離れ、旅行離れ、理科離れ、まだまだあります。タバコ離れ、新聞離れ、ギャンブル離れ。「携帯電話に金と時間を奪われてしまった」といわれますが?
<クルマ>
1993~2005年、自分専用のクルマを持つ若者(18~29歳)の割合が10.3%減少したことから、クルマ離れが進んでいるといわれています。しかし、普通免許保有者率は80%弱で横ばい。
昔のレジャー系の使用が減り、家庭にあるクルマで十分。この15年、この年代の使用するクルマは中型車が28%減少する一方、軽自動車が22%増加しています。
クルマ屋さんは大変でしょうが、考え方を変えると堅実な消費行動ですね。
<活字離れ>
1995年に653万部の発行部数を記録した「少年ジャンプ」は、現在300万部以下。昔「マンガなんか読まずに勉強しろ」といわれたものですが、今は死語。活字離れは最近言われたことではなく、長期的な傾向。
活字離れは新聞にも影響。NHKの調査によれば、40代以下の男性に顕著で1995年から半減。ただ、新聞離れ=ニュース離れではなく、ネット等から情報収集。
<理科離れ>
大学工学部志望者が特に減少しているとか。ある理系の大学の志望者動向を見ていると、それほど減っているとは思えない。この大学の学生募集戦略を見ると「求人倍率が高い府県ほど大学進学率が高い」相関関係が認められるので、地方試験を強化すべしとしていた。
血液型占いなど科学的根拠のないものを信じ込む。これも理科離れの結果?
<酒離れとタバコ離れ>
マクロミルの調査では、酒をほとんど飲まない20代は30%を超える。そのうち、1/3は「おいしくないから」。
JTの昨年の調査では、20代男性の喫煙率は41%で20~50代で最低。
ということは、居酒屋でタバコを吸いながら酒を飲む光景は、これから減っていくのか?
吉田類の居酒屋を紹介する「酒場放浪記」(BS i)のCDは永久保存版ってことです。
Posted by
西日本技術の環境調査員
at
07:28
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1
) │
京都
この記事へのコメント
おはようございます。若者の車離れはコストダウンが激しい今の自動車作りの現状を知っている若者は対価に見合った車がない現実が車離れを起こしている一因かもしれません。今比較的販売がましなミニバン、軽自動車は売れていてもなんとなく生活感が漂っているので?新卒者には対象外になっているかもしれません。私がエスティマを買った理由はミニバンでも生活感があまりなくあの卵型のスタイルが独特のステータス感を醸し出して車に魅力を感じるからです
Posted by ESTIMA X at 2009年03月04日 07:41