2010年01月20日
カニムシ
今日は、以前ブログで紹介したカニムシ目の写真を撮ってきましたので、紹介します。
その前に、このカニムシをつまようじと並べてみました(写真左)。ちょっとわかりにくいので、友人に顕微鏡で撮ってもらった写真(写真右)のほうが格好良いのがわかりやすいと思います。
日本土壌性カニムシでは、ツチカニムシ上科とコケカニムシ上科が多いらしいです。
このカニムシ中で、私は「メクラツチカニムシ Mundochthonius japonicus」が格好良く思いますので、少し紹介します。
体長は、0.8~1.2㎜程度でツチカニムシの中では小型で、北海道から九州、屋久島まで広く分布していますが、特にブナ帯に多いらしいです。
私が好きなところは、鋏顎が大きいところです。
鋏顎が大きいと強そうにみえて、格好良く、かつ全体的にバランスがとれているように感じます。
さて、このカニムシ目はどのくらいいるでしょう?
★こたえ★
場所、時期によっても異なりますが、森林の落ち葉やその下の土壌1㎡あたり数十から数百個体以上はいそうです。
その他の土壌動物では、ダニ類やトビムシ類が森林の土壌中には多くいます。
これらは少しかわいいので、一度探してみてください。
環境調査課 : 農学魂
Posted by
西日本技術の環境調査員
at
07:28
│Comments(
0
) │
昆虫