2010年03月20日
世界は俺が回している

最近、読んだ本のタイトルです。
作詞家のなかにし礼の作品で、TBSのプロデューサー渡辺正文(故人)を主人公とした物語で、多くの音楽関係者が実名で登場します。
渡辺正文氏はテレビ創成期に、多くの音楽番組を手がけ業界の大物プロデューサーとなり、東京音楽祭を企画し、多くの外国人アーティストを招聘し世界の音楽シーンをいち早く日本に紹介しました。
東京音楽祭は、通算20回開催されており、受賞者を見てみると、ナタリー・コール、ディオンヌ・ワーウィック、ノーランズ、ライオネル・リッチー、クール・アンド・ザ・ギャング、マイアミ・サウンド・マシーンなど懐かしい名前があります。
まだ中学生のころ家にもナタリー・コールの「ミスターメロディー」のアルバムがあったのを覚えていますが、東京音楽祭のテレビ放送を見て姉が買ったのかもしれません。
この頃から知らず、知らずに洋楽の影響を受けていたのですかね。
主人公が大物タレントを招聘するために、湯水のように金を使い、相手の信頼を勝ち取る手管は、坂本竜馬に通じるものがあると思いますが、一方で今日の芸能関係者のモラルの低さは昔からなのかと思ったりします。
しかし、主人公は、
「おれは、音楽にすべてをかけている。だから、結婚もしないし、子供も作らない。お金も自分のために使っているのではない、音楽のためだ。」
といいます。
このくだりは「日本のために政治家になった。」と仰るわりには、きっちり蓄財したり、2世に禅譲される先生方に聞かせてあげたいところです。
また、主人公は、よくモテルのです。
外見は見栄えのいい方ではなく、カツラは「俺の戦闘帽だ」というぐらいです。
彼のもてっぷり(愛人7~8人)を読んでいると、ジュリアス・シーザーを連想します。
シーザーも独身で、モテモテで愛人多数、子供がおらず、薄毛だったらしいです。
昔、「BE ACTIVE MAN BY アデランス」 というCMがあったけど、
薄毛の人は決して消極的ではありません。
「かつら」なんてなくても積極的なのです。
やっぱり、男は企画力と行動力だと思います。
施設管理課 : チョイ軽おやじ
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Posted by
西日本技術の環境調査員
at
08:28
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