2010年04月10日

水戦争~ブルー・ゴールド~

水戦争~ブルー・ゴールド~

4月になり、新年度がスタートしました。

たまには、水にまつわる真面目な話をしましょう。

今後の世界の人口増加を考慮すると水資源は足りなくなるのが目に見えており、20世紀が“石油戦争”の時代だとしたら、21世紀は“水戦争”の時代になると言われています。

地球温暖化の問題を取り上げた『不都合な真実』というドキュメンタリー映画がありましたが、その水問題バージョンとも言うべきという映画を紹介します。

『ブルー・ゴールド:狙われた水の真実』という映画で、世界で起きている様々な“水戦争”の現状をドキュメントしています。

「社会的には、環境問題は二酸化炭素の排出と地球温暖化に絞られているように見える。でも、地球が温暖になっても人類は生き延びるだろう。地球温暖化は“どうやって”生きるかの問題だが、水危機は“生きられるかどうか”の問題なのだ。だから、私はこの映画を作った」とサム・ボッゾ監督は語っています。


<水処理ビジネスについて>
 上下水道インフラの整備や淡水化プラントの建設、ポンプなどの水処理関連機器の製造・販売など、水資源確保に関連する産業の総称。

 水処理ビジネスでは、上下水道のインフラの運営管理が9割を占めており、仏ヴェオリア・ウォータ、スエズなどの欧州「水メジャー」が独占しています。
 人口の増加、新興国の経済成長などを反映して、水需要は今後も拡大する見通しであり、国連の予測では2025年の世界の水使用量は2000年比で3割増となる見込みです。
 それに伴い水道インフラ関連市場は、2025年に世界で約90兆円市場に膨らむと予測されています。(2007年では、40兆円弱)
 日本のプラントメーカーは、商社と組んで世界トップクラスの水処理技術を武器に、プラント建設から、運営・管理までの受注を目指すようです。

 同じ水道事業に関わる者としては、利潤追求だけでなく社会貢献にも価値を見出しいてほしいと感じます。

映画『ブルー・ゴールド:狙われた水の真実』は、関西では大阪でやっと上映がはじまったところです。
実は、私もまだ見ていません。早く見に行かねばと思っておる次第です。


                                        施設管理課:チョイ軽オヤジ

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Posted by 西日本技術の環境調査員 at 08:28 │Comments( 0 ) 水道
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