2010年04月21日
「シーボルトミミズ」
絵本にも登場してくるミミズ。
「みみずのかんたろう」田島 征彦 著
絵本の内容は知りませんが、「かんたろう」というのは、
シーボルトミミズ(Metaphire siebolidi)のことを言うそうです。
シーボルトミミズは、よくみかけるミミズと違って色が青藍色です。
でもよくみかけるミミズ(フトミミズ科)と同じ仲間に入ります。
ミミズの大まかな分類は外部形態で区別できるので、色は異なるけど同じ仲間ということですかね?
ちなみに細かな分類は内部形態で区別するのですが、ミミズの体はなかなか面白くて、心臓がいくつもあったり、同じ種類なのにちょっと違ったりしていろんな発見がありますよ。
さて、このシーボルトミミズは日本最大だそうですが、それでも長さ45cm、太さ1.5cmくらいです。
世界最大は、長さ6mを超える種がいるらしく、さらには数十mのミミズの話を聞いたことがあります。けれども、ここまで大きいと信じられないし、出会いたくないものです。
シーボルトミミズは滋賀県にもいるという噂を聞いたことがありますので、夏頃に探してみるのはいかがでしょう。
環境調査課:農学魂
イラスト:石塚(成蹊高校)
ミミズまつり2005資料より
ミミズまつり2005資料より
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西日本技術の環境調査員
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07:28
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自然観察