2010年06月16日
「最強の生き物」
先日、YAHOO!JAPANのニューストピックスを閲覧していると「最強の生物 クマムシの謎に迫る ゲノム解読し本格分析へ」という見出しがありました。
このクマムシというのは、小さな生き物で顕微鏡を使って見ないと小さな点(ほとんどのものは0.1~0.8mm)くらいの大きさで、コケの中や深海底の堆積物の中などのいろいろなところにいて、1000種くらいがいるそうです。
このクマムシって、どれくらい最強なのでしょうか?
まずこのクマムシの特徴は、ゆっくりと乾眠させて干からびても水を与えると元通りになるということです。
乾眠状態であると、
・X照射実験(ヒトの致死量の1000倍以上)
・マイナス273℃
・凍結保存で20年
・高圧(1000気圧)や紫外線にさらす
これだけ極端な状況においても、水を与えると蘇生する。
ただし、通常の状態だとすぐに死んでしまうそうです。
こういった生態であることから、宇宙科学の分野でも注目されているそうです。
このニューストピックスでは、地球外生命体が存在するかどうかや、地球の生命がほかの惑星に進出できるかを探るとか。。。
私は、このクマムシはどこまでのことを想定して進化を遂げたのかが不思議です。
いろいろと小さな生き物がいますが、多くの能力があることにいつも魅力を感じます。
環境調査課:農学魂
Posted by
西日本技術の環境調査員
at
07:28
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自然観察