2011年04月19日
平年値
いっきに暖かくなり、桜も葉桜に変わります。
しかし、ついこの間までは、4月になっても雪がちらほらしていました。
今年の冬は、2月を除いて、平年より気温が低く積雪量が多かったそうです。
昨年の夏は酷暑、その次の冬は厳冬だったわけです。
このような天気や気象のことが騒がれるとき、「平年」「平年値」という言葉をよく耳にします。
今年はその「平年値」が変更になる年だというのです。
気象庁によると「平年値」とは、「西暦年の1 位が1 の年から数えて、連続する30 年間について算出した累年平均値を平年値という。
これをその統計期間に引き続く10 年間使用し、10 年ごとに更新する。」とされています。
つまり、2001~2010年の平年値は、1971~2000年の平均値を使用していました。
今年は2011年になったので、1981~2010年の平均値が平年値となるわけです。
ただ、まだ平年値は更新されていません。5月18日から新しい平年値を導入するそうです。
その新平年値では、桜の開花が早まり、平均気温は0.2~0.4度くらい上昇、降雪量は減るそうです。
地球温暖化の傾向が現れていると書かれています。
5月18日をすぎると、「平年より気温の高い日が続くでしょう。」ってアナウンスを聞く回数が減るんでしょうか?
それとも、それでもまだまだ「平年より気温の高い日が続くでしょう。」は減らないんでしょうか?
いつまでも四季を感じることが出来る日本でいるためにどうするのか、考える時期にきているんでしょうね。
分析部 : 東北のお酒を笑って楽しめる日を望む 呑んだくれ
Posted by
西日本技術の環境調査員
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07:28
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自然観察