2012年07月18日
廃熱発電システム
昨今のエネルギー事情から廃熱発電システム、とりわけ節電が切迫している中小製造事業所においては、小型の低温廃熱発電システム(バイナリー発電)が注目されています。
これまでも、大規模な製造事業所や一廃処分場など高温の蒸気が発生するところでは、自前の廃熱回収による50kW以上の大規模な発電システムが構築されたりしていますが、130℃程度以下の比較的低温の蒸気、排水しか出さない事業所では発電に利用することができず、多くはそのまま捨てられていました。
また、低温でも蒸気が発生するように冷却水中に代替フロンなどを混入させて水の沸点を下げることができますが、その状態では熱エネルギーは弱くて従来の小型タービンでは効率よく発電できるほど回転しないそうです。
そこで、各社は高効率のタービン技術の開発にしのぎを削っており、実用化されつつあるようです。
右図はU社の発電システム概略図です。
発電量は3.5kWと一般家庭1戸分ですが、洗濯機ほどの小型サイズで特別な工事は不要。汎用性も十分なようです。
小規模な事業所でも70~100℃程度の複数の熱源があれば、それなりの電力をまかなうことができそうです。
環境技術課 K・I
これまでも、大規模な製造事業所や一廃処分場など高温の蒸気が発生するところでは、自前の廃熱回収による50kW以上の大規模な発電システムが構築されたりしていますが、130℃程度以下の比較的低温の蒸気、排水しか出さない事業所では発電に利用することができず、多くはそのまま捨てられていました。
また、低温でも蒸気が発生するように冷却水中に代替フロンなどを混入させて水の沸点を下げることができますが、その状態では熱エネルギーは弱くて従来の小型タービンでは効率よく発電できるほど回転しないそうです。
そこで、各社は高効率のタービン技術の開発にしのぎを削っており、実用化されつつあるようです。
右図はU社の発電システム概略図です。
発電量は3.5kWと一般家庭1戸分ですが、洗濯機ほどの小型サイズで特別な工事は不要。汎用性も十分なようです。
小規模な事業所でも70~100℃程度の複数の熱源があれば、それなりの電力をまかなうことができそうです。
環境技術課 K・I
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西日本技術の環境調査員
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