2009年02月14日
なぜピータン豆腐はメニューにないのか
ピータン豆腐は中国版の冷奴。水を切った豆腐の上に細かく切ったピータン・ザーサイ、パクチー(少数ながらネギもある)を乗せたもの。5mm程度に豆腐を薄く切ったのが上海風。
しょう油、鶏がらスープ、ラー油、ゴマ油で作ったタレをかけて完成。北京系は少ないようですが、東南アジアを含めた中国料理店ではどこでも食べられますから、私は酒の肴に必ず注文。でも、日本ではマイナーな存在。
トッピングにはピータンとともにハムや腐乳を使ってもよく、パクチーやねぎの代わりにミョウガやカイワレでもよく、タレはポン酢でもよい。組み合わせは多数。
家ではパクチーの代わりにねぎを使ってピータン豆腐を作ります。これほど中国でポピュラーな食べ物が、日本の中華料理のメニューに加えられていないのはなぜでしょう?今日は、このピータン豆腐を考えてみます。
<儲からない>
確かに販売価格は安いものになるでしょう。神戸南京町の小売価格で見るとピータンは1個60円、ザーサイは8個で315円ですから1個あたり40円ですが、使用するのは半分で20円。豆腐は一丁100円の豆腐を半分使い50円。ねぎは1本50円として5分の1使い10円。基本的な材料費は1人前140円。
居酒屋の冷奴の単価は鰹節、ねぎ、しょうがのトッピングで300円前後。100円高くして400円前後でも売れると思いますが。
<知らない>
例えば、日本人が香港や上海へ観光旅行で行く場合、庶民メニューの店に行くことはめったにありません。せっかく来たのだから、もっと高級な中華料理を食べるか、ツアーのセット料理。したがって、ピータン豆腐に接することが少ない。それで知らない。
<客のニーズがない>
これは確かに言えます。そもそも、日本人は冷たい豆腐は冷奴で食べるものと思い込んでいます。しかし、最近、キムチ豆腐は日本人の間では食べられるようになっています。
ピータン豆腐がメニューに載らない原因はピータンとパクチーの臭い。それと中華料理店のメニューに加えないPR不足もあるでしょう。中華オードブルにピータンを加えると、そのまま返ってくることも多いと元プロが話してくれました。パクチーも好き嫌いが激しい野菜。
家の近所ではパクチーは手にはいるのですが、1束買うとエスニック料理が続いてしまいます。そこで、ねぎの白いところのみじん切りか九条ねぎで我慢していますが、これはこれで結構いけます。
<今がチャンス>
中華料理のメニューにないピータン豆腐。しかし、中国ではきわめてポピュラーな食べ物が日本の中華メニューにない不思議。あっさり系の新メニューに加えたらどうでしょう?今、全面的に売り出せばトップで走ることができます。でも、お店は居酒屋になりそう。
Posted by
西日本技術の環境調査員
at
07:28
│Comments(
1
) │
海外&中国
この記事へのコメント
おはようございます
フーミンママと申します
はじめまして
草津駅前にあります、金燕の家では、ピータン豆腐はメニューにあります
ザーサイは一緒には盛りつけてなく、味は少しピリ辛のラー油味です
もし、お近くでしたら、ご賞味下さいませ
フーミンママと申します
はじめまして
草津駅前にあります、金燕の家では、ピータン豆腐はメニューにあります
ザーサイは一緒には盛りつけてなく、味は少しピリ辛のラー油味です
もし、お近くでしたら、ご賞味下さいませ
Posted by fuuminn mama at 2009年02月14日 09:18