2009年03月31日
カーシェアリングはどうよ
車が売れない時代に、あんまり書かないほうが良いかもしれません。自動車や自転車産業に携わる方ごめんなさい。
シェアする対象は自動車だけではなく自転車やオートバイもあるようですね。
オリックス自動車やJR西日本が力を入れ始めているのがカーシェアリング。自動車は「所有」から「利用」の流れができそうです。
レンタカーが会社や観光客を対象にしているのに対し、カーシェアリングは利用する会員が対象。
駅周辺の放置自転車削減を目的にした自転車シェアは、滋賀県内の草津、守山、近江八幡、彦根の各駅で実施中。
<カーシェアリングとは>
カーシェアリング普及促進協議会の定義によると
『カーシェアリングとは、1台の自動車を複数の会員が共同で利用する自動車の新しい利用形態。利用者は自ら自動車を所有せず、管理団体の会員となり、必要な時にその団体の自動車を借りるという、会員制レンタカー』
京都は京都駅をはじめ地下鉄の駅周辺にサービス・ステーションが配置されていますし、北陸先端科学技術大学院大学等もカーシェアリングのシステムを採用。最寄駅まで公共交通機関で行き、駅からカーシェアリングで目的地へ。体も楽ですし、駐車料金も不要、温室効果ガスの排出量も少なく、トータルコストのメリットも大きい。
<長所>
毎週1回しか車に乗らないドライバーには経済的なメリットは大きそうです。詳しくはオール・アバウト「カーシェアリングはどれくらいお得?」のサイトへ→http://allabout.co.jp/finance/kakei/closeup/CU20080827A/index3.htm
私が住んでいるマンションの管理組合調査では、車に乗る回数は3~4回/月が最も多く、次いで1~2回/月。毎日乗ると答えた人は1割に満たず。マンション族には経済効果の大きいシステムです。使い方によっては駐車料金程度の金額で車が利用できます。
<短所>
自動車を複数の人で利用するのですから、当然ルールが存在します。
ペットの同乗ができない、車内禁煙、家族にカードを貸せない、予定の変更が難しいが挙げられますが、なんといっても利用できるところが少ないし(滋賀県内にはありません)、自由な時間に利用できない。
<滋賀ではどうか>
滋賀県では自動車なしでは生活できないと考えている人が多数派。したがって、1人1台は当たり前。
しかし、土日・祭日しか車に乗らない、買い物にしか利用しないなど、毎日利用しない場合も多く、住宅地やマンションにも潜在的なニーズはあります。特に、2,3台目の必要性を検討する場合、カーシェアリングは有力候補になります。
現在のところ、カーシェアリングは、使い方によっては安いことを理解してもらう必要がありますね。
<参考>オリックス自動車の例
カード発行等の手数料金を除きます。料金にはガソリン代・保険料・その他車両にかかる維持費用を含みます。昨日読んだ最新の日経トレンディでは会社によって異なるが、毎月36時間未満の乗車時間ではカーシェアリングが有利としていました。
【時間料金お得コース】
660CCの軽自動車:月額基本料2,980円、160円/15分
1000~1300CCの小型自動車:月額基本料2,980円、190円/15分
【基本料金お得コース】
660CCの軽自動車:月額基本料1,050円、260円/15分
1000~1300CCの小型自動車:月額基本料1,500円、310円/15分
Posted by
西日本技術の環境調査員
at
07:28
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環境
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