2009年09月07日
「水道事業における環境対策の手引書」改訂
厚生労働省は、平成16年に作成した「水道事業における環境対策の手引書」を改訂しました。今回の改訂は地域水道ビジョンの環境・エネルギー対策を具体化していくための「手引書」となっているようです。
水道事業は、安定した水質や水量の確保・供給において、環境の変化に大きく影響されるとともに、環境への負荷も決して小さくない事業です。
毎日の浄水工程や配水過程では多くの電力や燃料を必要とし、施設の建設時にもたくさんの資源・エネルギーを利用しています。
なかでも、水道水を造るエネルギーの95%が電力使用によるもので、大半が各種ポンプ(取水・導水・送配水・浄水場内)の運転に係るものとされています。
また、滋賀県においては、水道水の水源林となる森林が県土の1/2を占めておりますが、琵琶湖の水源でもある水源林は間伐と間伐材の利用が急務とされています。
今回の「手引書」の改訂には、水道事業にとっても環境対策への積極的な取組みと環境保全に対する社会的責任が強く求められている背景があり、省エネルギー対策はもとより、環境保全に対する取組みについても「手引書」において具体例が紹介されております。
エネルギーの使用の合理化や温室効果ガスの排出抑制等は、老朽施設の更新計画や施設の耐震化計画等と一体に推進しなければならないと思われます。弊社もご支援させていただきます。
担当:「隣の鶴瓶さん」
Posted by
西日本技術の環境調査員
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07:28
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環境