2009年10月12日

ミネラルウォーター

数年前、アジアのとある国へ旅行に行ったときのこと、揚げ饅頭屋さんの前で購入したミネラルウォーターが、めちゃくちゃまずく、日本の水はなんて美味しいんだと思ったことがありました。あれは、ミネラルウォーターが口に合わなかったのか、ミネラルウォーターだと書いてある水を買ってしまったのか・・・。

一昔前まで、日本人は、「水」を買うなんてことは、ほとんどしませんでした。しかし、今では、誰もがミネラルウォーターを口にしたことがあるのではないでしょうか。ミネラルウォーターがここまで広がったのには、特に都市部で水道水が美味しくない時代があったことや、健康志向の広がりなどが理由としてあげられています。

水の美味しさについては、このブログで以前に紹介されています。日本では、軟水(硬度が60mg/Lくらいまで)が出る地域が非常に多いので、軟水が美味しく感じると言われています。硬水は苦味や渋みを感じるといいます。しかし、世界に目を向けると、様々な種類のミネラルウォーターがあり、日本でも海外のものだけで200種類を味わうことができるそうです。中には、硬度が1000mg/Lを超えるものもあります。人によっては、そののど越しがたまらないと言う人もいるとか。私はお腹にきそうですが。

最近では、東京都大阪市が自前の水道水を商品として売り出し、話題になっていました。どんな水かを隠して、ミネラルウォーターと飲み比べ調査をしたところ、5割近くの人が水道水のほうが美味しいと答えたそうです。

健康にいいと言われるミネラルウォーターですが、まだ特定保健用食品(特保)に指定されたものはありません。いろいろな成分の効能も学説の域を出ないものが多いとか。水を程よく採ることは体にいいはずですから、おおげさな宣伝にまどわされず、自分が美味しいと感じる水を採ることが、健康へとつながっているのかもしれません。


                                     環境分析部 : 「呑んだくれ」 

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Posted by 西日本技術の環境調査員 at 08:28 │Comments( 1 ) 環境
この記事へのコメント
ビールは特保になりませんか?
Posted by スーパードライ at 2009年10月12日 23:28
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