2010年03月18日
自然再生プログラム
ちょっとまじめに自然再生プログラムについてお話をしたいと思います。
昨年の10月末ある新聞の「ダムを壊して渓流復活」と言う文字が目に付きました。
記事は渓流に設置してある小型ダム(砂防ダム)を撤去し、本来の渓流を復活させるという事業について書かれてあり、所管は林野庁で、日本自然保護協会や地元住民らと2004年に立ち上げた自然再生プログラムの一環事業とのことでした。
仕事柄いろいろな公共事業や、プロジェクトに関心をもってニュースや新聞で見てきましたが、せっかく作ったものを取り壊す事業は聞いたことがありませんでした。
私は、技術者でも学者でもありませんが、いろいろな事業や、プロジェクトに疑問をもつことがあります。
そんな中で、今回の事業はある意味、画期的な事業であると思いました。
一度、破壊された自然を取り戻すのはダムを壊したからといって、容易ではないと思いますが、長い年月をかければ少しずつですが自然は戻ってくるのではないかと思います。
利便性の追求と環境保全の問題は、二律背反の関係で、何が正解かは難しいです。
ただ、昔の生活は苦労も多かったと思いますが、その分自然に助けられ、癒されていたと思います。
癒しを必要とするこの時代に、今後もこのような自然に戻す事業が多く行われればと思う、今日この頃です。
営業部:oriental-spring
Posted by
西日本技術の環境調査員
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07:28
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環境