2010年08月10日
作業環境 熱中症 塩
只今、作業環境測定士の資格試験に向け、勉強中です。
作業環境測定士とは、職場環境における有害物質を調査するための資格です。
ここでいう有害物質とは、特定化学物質や粉じん等ですが、これらを扱う職場の作業環境を調査し、労働者の健康保持に貢献することが作業環境測定士の職務となります。
ところで、7月下旬より全国的に猛暑日が続いておりますが、皆さんの職場の気温はどんなものでしょう。
この気温や湿度といった気象条件も作業環境管理には、重要な一因です。
暑かったり、蒸し蒸ししたり、逆に寒かったりすれば仕事もはかどらないし、健康面にも影響するのは当然のことです。
下の写真は弊社の一室の温湿度計ですが、気温28℃・湿度60%。私にとっては過ごしやすいですが、皆さんはいかがでしょう。
暑さで起こる健康障害と言えば熱中症。
最近ニュースでもよく耳にします。
室温の保持や水分補給がよく叫ばれていますが、単純に水を多く飲めばいいとは限りません。
水分を過多に取ると体内の塩分濃度が薄くなり、熱けいれん(熱中症のひとつ)につながるそうです(←作業環境測定士の過去問に掲載)。
熱けいれんの症状はめまい、頭痛、吐き気や身体各部の有痛性の筋れん縮・けいれんなど。
昔から、鍛冶屋のように火を使って、暑さの中で仕事に携わる人は、よく塩分を摂取されたと聞きます。
近年では熱中症対策として、塩分を含んだ飴が色々発売されているようです。
皆さんも水分ともに塩分の摂取にも心がけてください。くれぐれも取りすぎにはご注意を。
環境分析部:10minツーキニスト
Posted by
西日本技術の環境調査員
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07:28
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環境