2008年06月06日

バーチャルウォーター

仮想水のことは4月15日に書きましたが、バーチャルウォーター(仮想水)の計算方法や漫画が環境省のホームページで公開されています。⇒環境省バーチャルウォーターへ([仮想水計算機]です) 

<試算してみました>
昨日の食事を基に試算したところ、軽く水の使用量が10m3を超えました。その他に試算表にないビール、韓国の焼酎等々。食べ物を作る・生育するために、なんと多量の水が必要なことか。みなさんも一度トライしてください。

<節水意識>
実際、私たちが毎日使用する水はトイレ、風呂、食器洗い、洗濯等で一人当たり300~500㍑程度です。水道料金や下水道使用料に反映されますから、節水意識が働きます。しかし、これを考えると仮想水1日で10m3は多いですね。食べ物になると「もったいない」意識は働きますが、水の使用量までは気が回りません。

<もったいないを世界語へ>
私の周辺には、「Tunami」と同じように「もったいない」という言葉をグローバルスタンダードにと考えている人達がいます。阪神の金本選手に似ているので会社の「アニキ」と呼ばれている人、前掛けをして八百屋の大将が最もお似合いの一番偉い人達と神戸で打ち上げを行ったときの話です。

<もうける仕組み>
「ISOはヨーロッパ、WTOはアメリカの金をもうける仕組み」の話の中で、日本人が最も得意な仕組みで世界に誇る仕組みは「もったいない」の精神構造という説です。そういえば滋賀県知事も「もったいない」という発想でしたね。イギリスに留学していた人の話では、いくつかの事例を引き合いに「英国病を克服したのは、金儲けのシステム」と結論付けていました。
日本の経済も「もったいない」精神を背景に、どのように「もうける仕組み」を構築することができるかが大きな課題で、これが私たちの大きな仕事です。


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Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:32 │Comments( 0 ) 環境
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