2010年05月04日
シリカ(SiO2)
「シリカ様」ならぬ「シカ様」
突然ですが・・・今日はシリカについてお話します。
「シリカ」とは、シリカゲルの“シリカ”のことで、二酸化ケイ素(SiO2)や二酸化ケイ素によって構成される物質のことをいい、ケイ酸と呼ばれることもあります。
先にあげた乾燥剤のシリカゲルのほか、消臭剤、歯磨き粉の研磨剤として、また、皮脂や汗を吸収することから、化粧品などにも使われています。
このように私たち身の回りで大活躍のシリカですが、石英や珪砂など、自然界の地質にはシリカから成るものが大量に含まれていますので、地下水などの自然水中にはもちろん、空気中のほこりにまぎれてあらゆる水の中に存在しています。
私たちが普段口にする水の中に多少のシリカが含まれていても、人体にほとんど影響はないとされていますが、工業用の水としては厄介なこともあります。
例えば、ボイラー用水にこのシリカが含まれていると、配管の中にシリカがくっついて、だんだんとボイラーの蒸気の通り道を狭くしてしまい、配管の破裂も考えられます。このような水の管理のためにも、シリカの分析が必要となってきます。
私は現在シリカの分析に関わらせてもらっていますが、シリカだけでなく、水の分析を通して、さまざまな現場のお手伝いができる今の仕事、もっと腕を磨いていかねば~と思う今日このごろです。
環境分析部:
先日、県外の友人に奈良公園を案内していて東大寺にたどりつけなかった奈良っ子
Posted by
西日本技術の環境調査員
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08:28
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環境