2008年06月12日

外人さん 京都観光へいらっしゃい

アメリカの大手口コミサイト、「観光都市人気投票」でアジア地区No1に京都が輝きました。京都に続くのはシンガポール、東京、香港、上海。なお、06年の京都市の宿泊外国人客は80万人で過去最高を記録しています。

散歩の途中、外国人に道をよく聞かれる(4月12日)ことは書きましたが、実際、外国人客は増えているのですね。特に、アジア系の人たちにとっては円安ですから。
観光案内の表示は、英語の他に中国語、韓国語は当たり前。大阪のデパートではタイ語もありますね。グループツアーを対象にした観光インフラはこれでいいのでしょう。

<グループツアー>
しかし、グループツアーは海外旅行の初期レベルで、今後は個人の観光客が増加します。これは日本人も通ってきた道で、昔の海外旅行の代名詞は「農協さんの団体旅行」でした。現在、海外旅行のパンフレットを見る限りは、自由時間をたっぷりとった個人旅行が主体です。当然、同じ現象が韓国、中国にも起きるでしょう。すでに台湾や香港では、個人による海外旅行が始まっています。

<大衆食堂では食事ができない>
外国人の個人旅行が増えてくると、早くこれに対応したお店の勝ち。外国人が得る京都の情報は、定番の「ロンリープラネット」のほか、ネットの口コミ情報、ホテル客による口コミ情報です。このためには、さまざまな情報を提供する必要がありますが、意外と行われていないのが食堂のメニューの翻訳。アジアの屋台であれば指差しでオーダーすることもできますが、壁に書かれたメニューでは、外国人には理解できません。
昨日、お蕎麦屋さんのカウンター席で、外国人が隣の席へ。日本の蕎麦を食べたいらしいのですが、てんぷら蕎麦、とろろ蕎麦、温かい・冷たいetc。メニューは読めないし、英語も通じない。これでは国際観光都市「京都」が泣きます。

<大衆食堂こそ外国語メニューを>
錦市場の食堂は、京都の食事どころとして紹介している外国製の冊子もあります。事実、美味しい本物が味わえるところです。ここでは数ヶ国語のメニューがあれば、外国人もオーダーもできますし、デープな外人さんに世界に向けて情報を発信してもらえますよ。これが京都の「おもてなし」です。
京都のラーメン屋さんも同じですね。私の店は地元の人だけが対象なんて言わないで、外国語のメニュー作りは行ってください。本場の中国人も京都のラーメンは、美味しいとほめていますよ。でも、オーダーの仕方が難しいって言ってますよ。


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Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:32 │Comments( 0 ) 京都
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