2008年07月18日

中国の反日教科書を読む

中国の大学で使われて教科書を見ることができました。これは日本の早稲田か慶応レベルの大学1年生の必修科目である「歴史(文化史)」として採用されているものです。挨拶程度の語学力レベルですから、内容が間違っていたらごめんなさい。
なお、個人的な思想は、「羞恥心」のレベル。

<文化的品性与中国文化的基本精神>
この前文で「日本大和民族」の特徴は、暴力的でアメリカ的な文化や精神を尊ぶ民族としています
なお、この章では中国文化の基本は①重層的な郷土の概念>、②「和」の精神としています。本当はもうひとつ書いてあるのですが、よくわかりません。
「① 重層的な郷土の概念」のはうち、学生に対して「家を愛すること」と「愛国主義」は同じとしています。反日運動では「愛国無罪」の論理として用いられていました。
「② 和は和皆(本文はサンズイヘンがある)として、人対人、組織対組織等の調和を求めています。チベットをはじめとする五族問題を意識したものです。

<中国人は複雑>
日本人をこき下ろした後、韓国人について述べています。韓国人を「雑な日本人」と位置づけています。韓国の人にとっても迷惑な話。中国では韓国人のほうが日本人より断然多いのに。
この教科書には仏教のことにも触れています。天台宗、禅宗、浄土宗の思想内容が書かれていますが批判的。やはり仏教は中国・朝鮮半島経由で日本に入ってきたようです。
その他、経験主義(老人を敬え)、平均主義(建前は社会主義の国ですから当然)等が書かれていますが、建前論議に終始。

<単位が取れない>
この教科書を見せてくれた人は20回の授業すべて出席。レポートもすべて提出。しかし、試験の結果は「不可」。卒業の必修科目なのに。
試験の問題は「現代中国の問題点は何か?」。
この人は「中国の問題は環境。日本・韓国等に対しても国際的な大きな影響を与えている。」という内容で回答したそうです。しかし、先生の答えは「おまえは中国の農村問題をわかっていない」
本当はどっちも大きな問題


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Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:31 │Comments( 0 ) 海外&中国
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