2008年09月08日
絶滅に瀕する滋賀の鳥
今、中国では国鳥を決めるにあたって大モメ。本命が丹頂鶴、対抗がトキ。しかし、丹頂鶴の学名は「日本鶴」。それで、ネットユーザーを中心に大反対。対抗のトキの学名は「ニッポニア・ニッポン」。丹頂鶴は日本航空の以前のマークで北海道の道鳥、トキは新潟県の県鳥。どうするの?
知人に中国のネットを見てもらうと(中国語は読めませんから)「赤腹錦鶏」が急浮上。
日本人から見ると、中国の鳥といえば「北京ダック」。大穴はスズメ。中国語では「麻雀」と書くらしい。
ということで、今日の話は滋賀県の鳥。滋賀県の県鳥は、県民投票で決定された「かいつぶり」。鴨に似ているけれども親戚ではないらしい。琵琶湖にいる水鳥。
<レッドデータブック>
滋賀県で大切に保護すべき鳥類はレッドデータブック(2005年)に登録されています。知っておかなければならないのは絶滅危惧種と絶滅危機増大種。
絶滅危惧種は県内において絶滅の危機に瀕している種(亜種・変種を含む)で6種。サンカノゴイ、クマタカ、イヌワシ、コノハズク、オオコノハズク、ブッポウソウ。
絶滅危機増大種は県内において絶滅の危機が増大している種で17種。オオタカ、オオワシ、オジロワシ、クイナ、コミミズク、チュウヒ、トラフズク、ハチクマ、ハヤブサ、ヒクイナ、ヒシクイ(亜種オオヒシクイ)、マガン、ミサゴ、ミゾゴイ、ヤマセミ、ヨシゴイ、ヨタカ。
鳥の名前を見ると、食物連鎖の頂点に立つ猛禽類が多いですね。鳥の先祖の恐竜は絶滅しましたが、恐竜の末裔の鳥も絶滅しかけています。滋賀県の県鳥のカンムリカイツブリハ希少種(121種)に登録されています。単にカイツブリといった場合、カイツブリ目の総称を指します。
レッドデータブックは、鳥類のカテゴリ分類だけではなく、鳥類群集についてもまとめています。代表的な湖北町水鳥公園、綿向山のブナ林、三島池、西の湖を中心とした内湖のヨシ群落など10個所。鳥類の生息には豊かな自然が必要です。
<会社の鳥>
朝の祇園にはたくさんのカラスが集まります。どうも京都市を代表する鳥はいないらしい。
会社の駐車場の水たまりではスズメが遊んでいます。でも、会社の鳥ではありません。また、ときどき、コウモリも飛んできますが、会社の鳥として認知はされておりません。
なお、ブログキャラはシロフクロウの亜種です。居酒屋の焼き鳥が大好物の肉食です。
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西日本技術の環境調査員
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07:31
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