2008年12月31日

京都の大晦日

京都の大晦日


京都に住んで一番よかったと思う日が大晦日
錦市場やデパートに買い物客は多いものの観光客は少ない。お正月に向けて掃除が行き届いているので、道路がきれい。おまけに門松が飾ってあったりして迎春ムードが高まっています。
昨日の散歩は、蹴上の野村美術館裏の高級住宅地、錦市場北側の高級旅館通り(麩屋町通り)、高台寺から清水寺にかけた二年坂・三年坂、そして祇園・先斗町。
昨日は夜も祇園を徘徊。この時期は開いている店が少なく、徘徊せざるを得ない。

京都の大晦日
<六道珍皇寺>
六道珍皇寺にちょっと立ち寄り。京都の魔界めぐりでは代表的なお寺ですが、観光客は少ない。近所には建仁寺六波羅蜜寺があります。小野篁(おののたかむら)(802~852)は、遣隋使を務めた小野妹子の子孫で、小野小町の祖父にあたると言われています。昼は朝廷に仕え、夜には井戸(冥途通いの井:写真)を通じて冥界へ入り、閻魔王庁で裁判を手伝っていたとされます。このため、閻魔堂には、閻魔大王と篁の木像が並んで安置されています。
京都市の公務員が、夜になるとフーゾクの人材派遣をやっていました。このお寺を見ると京都市の公務員の原点も見ることができます。

<蕎麦屋になった故人>
今年、10月下旬、北海道の古くからの友人がガンで亡くなりました。そこで、向こうの世界に詳しい小野篁さんに「あの世」で何をしているかを聞いてみました。

「僕は地獄担当ですが、天国担当者の話では、今、蕎麦屋を開店するので修行をしているみたいですよ。明日、年越し蕎麦の仕込みで忙しくしている。幌加内の蕎麦、日高昆布、土佐のカツオ節で勝負するみたい。店のオープンは誕生日を予定しているみたい」

「生きているとき、天国の輪磨き屋やるって、言ってたけど」

「輪磨き屋は機械化が進み、相当資本力が必要みたい。無理しないで開業できるのが蕎麦屋らしい。蕎麦ができる前の酒の肴にはこだわって修行しているそうです」

「今度、機会があったら天国の担当者に会ったら伝えて欲しい。娑婆に帰ってくるとき、お土産は「冥土in 天国」の育毛剤が欲しいって」
                                                  合掌

京都の大晦日
夜中の初詣は、知恩院の除夜の鐘を聞きながら八坂神社に行き、をけら火を見てきます。写真は昼間に撮影。昨日も今日も同じところをウロウロしている感じ。

京都の大晦日
<知恩院の釣鐘>
毎年、テレビの年越し番組で中継されるのが写真の釣鐘。でかい(高さ3.3m、幅2.8m)。入場制限があって1回300人限定。

ご愛読ありがとうございました。よいお年をお迎えください。


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Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:28 │Comments( 0 ) 京都
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